第2967回 第16回お守り刀展覧会を見学する。【岡山県岡山市林原美術館】 | 模型公園のブログ

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第2967回 第16回お守り刀展覧会を見学する。三毛猫犬ルンルン

 

       【岡山県岡山市林原美術館】

 

 

       2023年12月19日火曜日の投稿です。

 

 

 

 

 

 今日は、岡山県の備前県民局を経由して、

 

 

 

 

岡山城のお堀端にある、林原美術館で行われている、

 

「第16回 お守り刀展覧会。」

 

を見学しに行ってきました。三毛猫ルンルン

 

 

 

 

 残念な事に、あいにくの小雨が降ったり、やんだりの

 

お天気で、気温も低く、寒い1日でした。三毛猫アセアセ

 

 

 

 

 

 訪問されたら、みなさん、ご自身で鑑賞した後に、

 

一票、これはと言う作品の番号を投票し、講評の理由

 

を文章で書いて投票箱に入れることになっています。

 

 

 

 

どれも、ためつすがめつ見て、入念作ばかりで、

 

作られた作者の苦労が見て偲ばれました。三毛猫ハート

 

 

 

 

 石田治部所有の国宝 包丁 正宗の姿に、独自の

 

 相州綱広風の刃紋を焼いた作品も見事でした。

 

 

 

 

 印籠刻みの鞘に出鮫の上に漆をかけた、落ち着いた色合いの

 

 肥後風の拵【こしらえ・外装の事】も見事でした。

 

 

 

 

三毛猫上差し

 

いろいろ悩んだ挙句、ナンバー20の、この作品に

 

創意が感じられ、誰の真似もせず、独自の研究

 

をされていると考えて投票しました。

 

撮影がうまくいかず、わかりにくいですが、地鉄の

 

表面に小龍景光の龍のような模様が浮き出ている作品です。

 

 

 

 

 

 三毛猫もやもや残念ながら、全体の姿と、刃の中の動きが今一つです。

 

それで、来年は、景光風の振袖なかご姿に、三棟に、

 

低い刃の中に動きを加えた作品をと書きました。

 

 

 

 

 

江戸時代に、富士見西行刃とか、菊水刃とか、

 

過去の刀工が創意を加えた刃が有名ですが、

 

地鉄に映り風のこういう天龍の模様を焼くのは

 

大変だったろうと感じました。 

 

それから、地のぬぐいも鳴滝石を薄くして、

 

親指で上手にぬぐいをかけてありました。

 

 

 

 

こちらは、白い鮫皮を巻いて、上から漆をかけて

 

やすりで擦って仕上げて、その後上手に模様を

 

出して、表面を研磨すると、こういう感じの鞘になります。

 

 

 

 

 この凹凸のある皮は、東南アジアのエイの仲間の

 

魚の皮です。

 

乾燥していると、鉄のように固く頑丈です。

 

 

 

 

お湯に30分沈めると、どう言う訳か柔らかくなります。

 

巻くのは誰でもできますが、裏側を横一文字に、小尻を

 

丸小尻に上手に細工を行うのは難しく、見所の一つです。

 

 

 

 

このほかにも、並列して、蒔絵【まきえ】の刀掛けの

 

名品や、水戸金工の鍔の作品や、古刀の作品の展示も

 

行われています。

 

一番最後の、備前長船大宮盛景の作品と、肥後拵の一つ、

 

信長拵の写しも目の保養になりました。

 

 

 みなさんも、よかったら訪問して見てください。三毛猫犬ルンルン

 

 

 

 

 三毛猫 じゃあ みんな また明日ね。ハートラブラブ

 

 

【次回に続く。】