第2811回 備前市歴史民俗資料館を見学する。第2話
【岡山県備前市東片上】
2023年10月3日火曜日の投稿です。
【転載コピー自由です。】
【前話 第2808回の第1話の続きより。】
その昔、法廷であったとされる広い1階には、備前焼の
窯の断面が再現されて展示されています。
こんな感じに徐々に登って行くような造りなので
登り窯と言われるそうです。
登り窯は、時代が下がるにつれて、階段状に
なっているそうです。
形のよいツボなどが展示してあります。
下段の中央の壷が口がすくっと立って良い姿です。
室町時代の後半の頃の三耳壷です。
備前市の特産の耐火煉瓦【たいかれんが】のサンプルが
展示してありました。
戦前の備前焼の手投げ弾のサンプルの展示です。
東南アジアからの輸送船が潜水艦に沈められて、
日本では昭和19年頃、鉄鉱石が不足し、
金属不足に陥った陸軍では、備前焼の強度に
注目し、金属の代用として、備前焼を採用し
ました。
金属に比べて、重量が軽かったとは思いますが、
爆発した後の威力がどうだったのかは、
よくわかりません。
1階を見学して、2階の展示室に向かいました。
【次回に続く。】【転載・コピー自由です。】