毎回面会時に

母の下着や靴下など確認し

新調するべきか確認する。


それでも面会が近い日の電話では

いつも何か必要なもの

足りないものがないか、母に確認する。

面会時に持参出来るように。


けれど母はいつも大丈夫と答える。

特に欲しいものも、必要なものも

無いと言う。


大概は、思い出したら教えてね

と伝えて電話を切るのだけど。


今回は母が

おばあちゃん「どういう物が(世の中に)あるか忘れちゃった。」と言っていた。


そうだよね、外に出ないから

欲しいと思う前に思い付かないよね。


あんなに見栄っ張りで

物欲の塊だった母が

本当に忘れちゃったんだなーと

改めてちょっと驚く。


ホーム入居前に

母の家を片付けた際

とんでもない量の着物や

ダンス用の衣装、毛皮や鞄

そして大量の服を捨てた。

ストールなんて30枚くらいあったし泣き笑い

あれは異常な量だったと思う。


だからほぼ買い物依存症だったんだろうね。

その面ではもしかしたら今の方が幸せかもしれない。




とりあえずまた母が喜ぶ

パンや果物などを持って行こうと思う。