直腸性便秘の治療に浣腸や刺激性下剤を使うのは
本来でしたら、あまりお勧めできません
なぜなら直腸に既に便が溜まっている状態で
下剤や浣腸を使用して腸を刺激する事で
便を排出させようとすると、反射神経も鈍化してしまい
余計に症状を悪化させる可能性があるからです
しかし、いくら便を出した方が良いからといって
長時間トイレに籠っているのも考えものかと・・・・
いきみ過ぎる事で逆に肛門にダメージを与えて
痔になってしまう恐れもありますし、痔が心配で満足に
いきめないために更に便秘を悪化させてしまう懸念も
無理に出そうとしなくても良いですし、定期的にトイレに入る事で
「しっかりとした排便習慣をつける」というのが
最大の目的ですので、この時につらい様でしたら
思いきって下剤や浣腸のお世話になっても良いかと
腸の運動を促進させる事により、即効性の期待できる
グリセリン浣腸(イチジク浣腸も含む)でしたら
トイレの時間も節約できますので朝忙しい主婦にもおすすめです
ただ、つらい便秘を一気に解消してくれて
早く楽になれる浣腸ですが、頼りすぎるのも良くないかと
浣腸の習慣性や常習性を気にする方も多い様ですが
実際の問題としては週に1~2回使用する程度でしたら
別に何の問題もないと思います
しかし、浣腸はあくまでも緊急時の非常手段ですし
「排便するために浣腸する」のではなく・・・・
排便のきっかけ(=体のリズム)を掴むために、あるいは
「足りないグリセリンをおなかに補って、腸を動かす」ために
浣腸すると考え、頼り過ぎない様にして戴けたらと
もちろん浣腸も直腸の反射神経を強く刺激しますので
使用を続けると、やがて直腸の反射神経も鈍化してしまい
便意を感じにくくなってしまいますし、習慣性も生じるかと
そして、遂にはイチジク浣腸の様に小さな浣腸では効果が
ないために頻繁に病院へ駆け込んでは恥ずかしい思い
(実際には必死なんですが・・・・)をして高圧浣腸を受けたり
写真の様に巨大なグリセリン浣腸をしていただいたり
自宅で使用せざるを得ない私の様な女になってしまいますよ・・・orz