一連の日銀利上げを巡り、株式市場は大荒れの状況だ。史上最大の株価暴落を記録した翌日、史上最大の株価暴騰を記録。一体この市場の値付とは、何の意味があるのかと疑いたくなる。日銀の姿勢を酷評する経済SNSも、数多く現れる始末。果ては、海外の投資家が「日本の株式市場はバーゲンセール」と言われる始末。

 

敢えて批判を承知で申し上げたいが、この日銀利上げで大損害を受け、首を吊ったり高いところから飛び降りるは目に遭う吾人は、せいぜい10万人位に過ぎない、日本国民の1万人位にしかそれ程の影響はないのだ。

 

しかし、現在の金融緩和を放置した結果、狂乱物価を招き、今や一億日本国民は飢え死に寸前だ。海外輸入ばかりに頼る「虚弱体質国家」に成り下がった我国は、一部の利己主義者の身勝手なエゴにより、国民の貴重な生命財産が、奪われる非常事態に陥っている。

 

あれこれ雑音があったところで、日銀が「対局のために万世を開かん」として、アベノミクスを否定し、一部の身勝手な人間が「二階ですき焼き」に興じ、国民が次々上に倒れる理不尽な状況を是正する毅然とした態度は、絶対改めず毅然と進むべきである。

 

併せて安易な金融操作により、どれ程国民生活が混乱に陥るか、今回の出来事で肝に銘じるべきである。日本人のための貴重な国富が、かつての幕末混乱時同様、国外に流れ出しているのだ。

 

ここは日本国である。ここに住む国民が、国富の恩恵に預かる事は、当然の権利である。それを放棄し、自身の私利私欲しか興味のない幕末の徳川政権同様、国民の盾になる様な政権でない今の自公政権は、断固排除されるべきである。