先日の家族会での講演に行った時に隠し玉として持っていった資料がこちら。
「戦後、精神薬によって統合失調症は不治の病となった」という資料です。
現役の精神疾患患者さんの前で精神薬のあれやこれをお話する際に、純粋に精神医療、主治医の処方が絶対に正しいと信じている方に、どうしても受け入れ切れなくて拒絶や批判をされて怒られてしまった時とか。
万一、嘘つきとかペテン師呼ばわりされたりして事態が収集がつかなくなった時に出そうかと思ってたんですが…😅
出さなくて済んで良かったです。。
人を説得するときって、論戦に勝たないほうがいい気がして。
人の心を動かしたいときって、真実とか正論がびっくりするほど無力になる時があるから。
それでも勝たなくてはならない時もあるし、真実によってのみ救われることもあるとも思っています。矛盾だらけですが😅
精神薬に限らず、日本は薬を使いすぎるように思います。
ステロイドなんかもいい例ですよね。
よく効くけれども、副作用と隣り合わせ。
どんどん体の免疫力は無くなって、その薬が無いと生きて行けない体になる。
少なくとも精神疾患については初めから薬を一切飲まないという選択が、長期的な実験での本当の正解です。
薬物治療が必須と現代の医療で信じ込まれている統合失調症ですらそうなのですから、
気分障害や発達障害においても同じような検証をすれば…
どのような結果になるか容易く想像がつくのではないかと思います。
精神薬は初めから飲まないのが、一番。
事実ベースのデータを見た上での私の意見です。
飲む前の人には声を大にして言えるのですが。
でも現代は容赦なくホイホイ病院でお薬を出される。
そしてそれを飲んでしまう。
そんな人が飲んでしまった後にこんな酷な真実を知っても…どうしろと?!という感じですよね。
医師から言われたら飲むのが当たり前だと思うし、必要で義務だと思っていたからお薬を飲んでたのに、まさかお薬が症状を悪化させてたなんて事実を知れば、相当にショックだと思います。
でも、ご自分を詐欺に遭ったとか騙されたとか特別な被害者であるとか思ってしまうのは精神衛生上あまりよくありません。
精神疾患の方が特別なのではなく、
我々人類全体が便利さや効率を重視することで今まで沢山大切なものを失って来たのです。過ちを犯しながら。
その過ちのひとつが、治療、投薬すればするほど治療依存、投薬依存になっていくという現代医学です。
そしてそこに、含まれているのが
人の心や人生の問題を「精神医療」という枠組みに押し込め、人間の感情や性格を「医師が薬漬けにして治療する」という狂気じみた管理社会なのです。
世の中全体がそういう薬を使う医療が当たり前になっている現代で、
全く薬を使わないという選択をするのは、今の世の中で炊飯器や電子レンジを使わないことと似ています。
確かに、そういう生活で心の豊かさを手に入れて幸せになっている人もいますが、幸せの形をいちいち他人に強要するものでもないのかなというのが私の感覚です。
本来はこれ(出来るだけ薬は使わない)がいいよね、というのをお伝えする役割は私にはあるけれども、
その先はそれを聞いた人ご自身に、
今の自分にどのくらいまで取り入れられるか、自分自身がどうしていきたいか、判断して貰うものなのだと思っています。
現代人は薬を使い過ぎているという前提を受け入れた上で、どの程度使わない方向に持っていけるか、なんだと思います。
うちの娘は軽い喘息ですが、今脱ステロイドにチャレンジしていて、漢方薬を飲んでいます✨✨
でも、必要を感じた時には医師にかかるつもりでいます。
自分や家族の体と、医者と、上手に付き合っていけたらいいなと思っています。