複視の抑制に一時的な混乱が生じていました。


老眼が進み、眼鏡を外して裸眼でスマホを見るようになったのがきっかけです。


当初、裸眼でスマホを見るときは、強度近視のため顔の10cmほど前までスマホを近づけ、


そして抑制が働くようになってから利き目となった【左目】で見るようにしていました。


そうすると、スマホ画面の上半分と鼻側が欠損のため見えず気になります。


雑な描写で申し訳ありません。
顔の10cm前のスマホ画面を裸眼の【左目】で見たイメージです。
視野欠損のためグレー部分が見えません。(右目はスマホ画面全体が見えます)





それではと、今度は欠損がさほど進んでいない以前の利き目である【右目】でスマホを見るようにしましたが、


「今の利き目は俺だろう‼️」とばかりに新参者の【左目】が自己主張をし、主導権争いが始まってしまいました。


主導権争いの最中、【右目】が優勢になりつつあると、


【左目】が職務放棄してあっちの方向を向き(易疲労性の影響もあると思います)、左右の視線が交差しなくなり、


終いには【右目】ではスマホ画面、【左目】では壁などの違う景色が同時に見えるようになりました。


ここからが《人体の不思議》です。


しばらくその状態で我慢していていると、裸眼の状態では【左目】に抑制が働くようになり、1ヵ月ほどで定着しましたが、


裸眼の状態で、【左目】を利き目にしてスマホを見ることが出来なくなりました。


【左目】で見ようとすれば【右目】が参加してくるため酷い複視になります。


不思議なものです。


訓練の賜物です。眼鏡を掛けているときは【右目】に、裸眼のときは【左目】に抑制が働くという特異体質を獲得したようです。


ただ、抑制の使い分けが常に上手く行くとは限らず、脳が混乱して複視が復活することもしばしばあります。


やはり《人体の不思議》に頼るのではなく、根本的な複視の治療をしていただいたほうが良さそうです。


前置きがながくなりましたが、今日は2ヵ月振りの眼科の定期受診日です。


以下は当日の記録です。


予約の10時に眼科に入り、視能訓練士さんに瞼をあげてもらいながら屈折率を計った後、視力検査。


矯正視力は両眼とも1.0。
右眼は前回から0.3向上。


診察室でアプラでの眼圧検査。
両眼とも15で安定している。


『矯正視力が良くなっていますね。ところで体調はどうでしたか?』と、主治医。


冒頭の複視の抑制のことを報告。


それに対しての反応はなくスルー。


『右眼角膜の傷が酷くなっています。点眼薬をさしたとき痛くなかったですか?』と、主治医。


確かに痛かったと伝えると、何だか軟膏を処方したそうな様子。


ジクアスを今以上にしっかりさすことを約束し、どうにか面倒な軟膏を回避。


『では1ヵ月様子をみます。視野検査もしたいので来月受診してください。』と、主治医。


次回は2ヵ月後の受診をお願いしようと考えていたが、目論見が外れて1ヵ月後の受診となる。軟膏を回避するにはやむを得ない。


1ヵ月分の点眼薬の処方をお願いして診察室を出る。




今回は矯正視力、眼圧とも良好でしたが、ドライアイが悪化していました。いつもすべて良しとはならず残念です。


乾燥しがちな冬ではなく、なぜ今頃になってドライアイが酷くなったのだろうか???


以前同病の方(この場合は緑内障です)から教えていただいたアイマスクで保湿して、角膜を養生しようと思います。


皆様もどうぞご自愛ください。