初めて読むタイプの漫画で、読んだ後なんとも言えん感情になる。したたかさとか、ズルさとか、汚さとかで溢れてるはずやのに、世界観がきれいすぎる。漫画やからこそ、許される世界やと思った。
恋愛がきれいすぎるからなんかな。汚いことで溢れてるように見えて、きれいごとばかり並べてるからかな。きれいごとっていうと言い方がわるいな。いい意味で純粋で、バカで、考えなしなキャラクターでいっぱいやった気がする。
現実世界の、純粋で、バカで、考えなしなろくでなしがよんだら、余計深みにはまりそう。正当化してしまいそう。
世界観に憧れて、道を踏み外しそう。
そんな風に思ってしまうような話がたくさんあったなぁ。でも憧れずにはいられへん空気がそこにあった。
心の中でおもってるけど、自分にはできひんとか、住む世界が違うとか、人にどう思われるか気にしてしまうとか、そういう諦めたり隠したりしてる気持ちを肯定されるような感じ。
あああああギャップや!
あぁ漫画やなぁって、思ってしまう。現実世界とのギャップ。普通の漫画やとそれは別に違和感に感じへんのに、この人の漫画はそうじゃないんや。
妙にリアルなところがあるからこそ、すごいギャップですごい違和感なんや。そこに気持ちが持ってかれて、読み終わった後ほうけてしまうんや。
あーそういうことや。自分の中で好きな漫画というジャンルには入らんのに、読みたくなる不思議さ。読むという行為が快感になるタイプや。おもしろかったとかなんかそんな感じじゃなくて、読み終わった後の感情がクセになる感じって感じでーした。