けさ
日課のウォーキングでのこと
眩しい朝の日差し
とある家の玄関前で
学生服の娘さんとお母さんが並び
お父さんが三脚を立てて写真を撮っていた
卒業式かな？
雰囲気から親子の会話が想像できる
3年まえ
専門学校入校に伴い一人暮らしを始めた息子
その時の事を思い出した
アパートに最後の荷物の搬入が終わり
家族3人で
晩御飯に焼肉を食べに行った
そして
アパートに戻り部屋に上がった
妻が
じゃー帰るからね。
頑張れよ。
と
涙が妻の頬をつたう
「うん」
息子が目頭をおさえる
涙を我慢している私
また何か有るものがあったら電話してこいな。
じゃーな。
優しい言葉を選んでいれば
きっと
滝のように涙が落ちたに違いない
帰りの車の中
妻と2人無言
運転する私は
今日までの息子の成長を振り返っていた
一言でも口をひらけば
涙が溢れそうだった
そんな事を思い出した
けさのウォーキング
先日
駒ノ尾という山に登った
山頂からは
遠くに残雪の山が見える
暖かくなってきたので
もう溶けるだろう
山頂のストーンサークルの石に
ヒョイッと腰をかけ
パスタを作って食べた
あさりとコンソメパスタ
パッパッと作って食う
それが楽しい
帰り道
ミツマタが咲き始めていた
もう春ですね
おつかれやま