在来種 | 「飛び出せ いろは」の愉快な仲間たち

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講演会や勉強会、会員の集まりなどなど、気ままなページです。

私達が勉強をしている教室からは、駒場東大のキャンパスが見渡せます。

皆で昼食を食べる時もあり、年齢の違う子供達ですがワイワイと歳の差を感じていない様です

 

      

 

時々、小学生と勉強することもあり、そんな時はキャンパス内の植物観察にも出掛けます。

駒場東大の敷地内には、在来種のタンポポが生えていて、都内では珍しい場所です。

今咲いているタンポポがあれば、その殆どは外来種です。


1951(昭和26)年、大賀一郎博士により千葉県検見川の東京大学農学部厚生農場内地下約6メートルの青泥層から2000年前の古蓮実1粒が発見されました。この1粒の古蓮実は「大賀蓮」と呼ばれ、3つの蓮根となり、その後、実や蓮根によって、国内及び海外およそ数百箇所に分根、栽培されています。

     この様な生命力のある在来種もあるのです。

 

 

さて、今回お伝えしたいのは「藤袴」。(前置きが長過ぎですね~。笑)

環境省が「準絶滅危惧種」に指定し、幻の花になりつつある「藤袴」ですが、平成10年(1998年)京都西山の京都市西京区大原野の灰方明治池の近郊で貴重な野生種が発見されました。

現在は「源氏藤袴会」の方々が、絶滅寸前種とされる大原野原種の藤袴を挿し芽で増やし、保全・育成を行っているそうです。

 

「源氏藤袴会」の事は、数年前に友人が教えて下さいました。

今年も、藤袴の素敵なボディソープとミストと共に「藤袴祭」のお知らせを頂きました。

10月11日(金)~14日(月)、革堂行願寺、下御霊神社、寺町通りに沢山の「藤袴」が並んだ様子は壮観で、近辺は藤袴の香りに包まれるそうです。

そして、海を越え長距離の渡りをする蝶、アサギマダラもやってきます。

アサギマダラも絶滅危惧種です。

今年こそは、「藤袴祭」に行ってみたいと思っているのですが、受験生次第です・・・。

 

 ソープはお風呂場なので写真無しです(笑)

 

藤袴は、万葉集でも詠まれた歴史ある秋の七草の一つです。EMI