愛犬海、退院し自宅で看取ることにしました。 | てくてく帰り道〜多頭飼いの妊活記録〜

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1番苦手な味覚 ブログネタ:1番苦手な味覚 参加中

皆様こんばんは。今回の「一番苦手な味覚」はのちほど海との闘病生活の中で織り交ぜていきたいと思います。よろしくお願いいたします。


ここしばらく登場しているパグの海(カイ)ですが・・・


(*^▽^*)退院しました!!


・・・が、現実はつらいものでした・・・。


昨日面会に行ったときカイは確かに私とオットをみてがばっ!と立ち上がりもんのすごいアピールしてました。

今日・・・また横たわってぐったりし、声をかけても何度か呼んでやっとちょこっと反応があるくらい・・・

あぁ・・・予想と反対だったか・・・


・・・ちょっと自分から食べたい反応がでましたよ!とか・・・そんな話を期待してたんですが・・・

そっか・・・そういうことか・・・。覚悟はしていたものの、やはり一瞬呆然としてしまいました。


先生から説明を受けました。


腸の炎症の数値は出ているが、血液などで他に異常値がないのにここまで一気に落ちて行ってしまっているということは、おそらくリンパ腫でしょうとのこと。


そして、生検出してそれが確定して抗がん剤治療となっても、正直助かる見込みは少ないです。と、話されました。治療しても大体生きて半年から一年半。相当つらい治療なのでリスクも高いうえに、抗がん剤自体が効かないこともあるとのこと。


まずカイは今の地点でだいぶ衰弱しています。ここから開腹して生検出している間、そして治療に入るまで、治療中、反応を見て方針を決めて・・・とても耐えられないだろうと思いました。


先生からはこの状態からみて、早くて今夜・・・週末まで難しいかもしれません。との言葉。

まさかカイの誕生日一週間前に余命宣告されてしまうなんて・・・

でも・・・何度も先生に治る可能性を確認してカイをなでながらたくさん考えて、涙流して、時間をかけて決めました。


「自宅で看取ります。」


もしかしたら、もしかしたら、カイは先生がしてくださっている今の対処法で入院を続けて元気になるかもしれない。


でも・・・生きて家に帰ることができないかもしれない・・・



だったら、へたくそなりにカイの介助しながらみんなでわいわいいつものように過ごしたい。そう、思いました。


・・・オットに電話して内容を伝え、先生に仕事の都合つけてくるってのと、点滴が終わるころに伺いたいってのをお伝えして一度帰宅。


今週は火曜日から日曜日まででイベント二つ、個人&グループのレッスンが17コマと施設レク・・・ぎっちりでした。本来なら今日も、海の回復を確認してから電車移動でお昼から夜まで八時間ボイトレ教室の仕事している予定でした。

イベント関係者の皆様、教室運営の会社四か所、そして施設に事情をお伝えし、そして個人的に生徒様方全員にメールや直接お電話しました。この六日間で何十名もの方にご迷惑をおかけしてしまいました・・・。


・・・これで二時間くらいあっという間に過ぎ去り、続いてもうほとんど歩けない海がずってでも移動できるよう床(クッションフロア)の上にタイル式のじゅうたんを七枚ほど敷きました。その中心にマイちゃんからもらった海愛用(ってより猫も含めて早いもん勝ちみたいになってますが)のベッドを置き、両サイドにトイレとお水をセッティング。よーし!ばっちり!!!!


あっという間に時間になってしまい、慌ててお迎えに行きますと、先日待合室でご一緒した下半身不随の十七歳のワンちゃんに再会しました。

この子は本当にかわいいです。自分でできないことをきちんと受け入れ、飼い主さんに訴えることができるお利口な子です。・・・カイはあまりにも一気にできないことが増えてしまい、まだ傷ついているところです。。


「あら?カイちゃんは?」と聞かれ、前回お会いしてから今の状況を説明。まだ若いのにね・・・と一緒に悲しんでくださいました。そして、お知り合いの癌と闘った五歳のわんちゃんが痛みがあまりにも強くて安楽死を選択されたとのお話を伺いました。

・・・あぁ・・・カイたん・・・痛がってなくて本当に良かった・・・


心からほっとしました。




しばらくして先生が診察室にカイを連れてきてくださり、カイの薬や食事、給水とおトイレについて伺いました。


大きなシリンジ(35ml入る)で水で溶いた消火器サポートを30ml×2回。これを一日5~6回。一回量は少なくてもいいからできるならできるだけこまめにあげるといいですとのお話。

お水は自分で飲みに行っているとのこと。

ウンチはステロイドを入れているのに少量の下痢。おしっこは少ないとのこと。


強制給餌を行っているのに出る量が少ないんですね。(´・ω・`)


そして腹水はすっかりなくなりました。一度抜いてもらったのが良かったのかな・・・

肺にお水はないとのことで、あぁ、苦しくないなって一安心。


一番気になっていた「痛み」については、おそらくそれはあまりないと思います。それよりもすごくだるいって感じだと思います。。。と言われ、これもまた一安心。


さらに先生がサプリメント的なものを探しに行ってくださっている間に・・・

あら!?オット!!(゚д゚)!

・・・まだ17時だけど仕事はどーした!!


「ぶんなげてきた!!」(`・ω・´)


バカタレ!!!!ヽ(`Д´)ノ


・・・でも、愛する家族の最期のケアの話・・・オットも付き添ってくれて本当に心強かったです。



車にカイを乗せて帰宅。


お向かいの可愛いお嬢さんのワンちゃんと改めてご挨拶。

「短い間だったけど、お友達になってくれてありがとうね~」とにおいをかいでもらいました。

であったころは沢山吠えていたワンちゃん。でも、今回はゆっくりにおいをかいで静かにしていました。


わかってるのかな・・・



で、家に入るとやっぱりいつもの風景。


カイのことが大好きすぎてストーカー状態になっているまふまふがすぐに近寄ってくる。

そして高いとこで「カイが具合悪いみたいだよ~!おれ、どうすればいいの~!(TωT)」とばかりに鳴く。


他の猫たちもそれぞれにカイにおかえりして、そしてせっかくだからとカイと記念撮影。


・・・こんな形の記念撮影はもっともっと後だと思ってたよ・・・


十九時ごろ、お水を少し飲んで横になってたカイがずっこけながら立ち上がり、トイレの手前で少しの下痢のうんちと少量のおしっこをしました。

本人、トイレまで間に合わず固まってへこんでいるのがよくわかりました。


うんちがでたらしりもちをつくように座る。


・・・私のスリッパの上に(=◇=;)


うんちついたwww


オットがすぐにうんちを片づけてくれました。


・・・このにおい・・・

・・・実家のマイちゃんの最期のころのうんちのにおいだ・・・


改めてぎゅっと胸が締め付けられる思いでした。


で、まだトイレしたいかなとシーツのほうまで連れて行くと・・・そこで思いっきりふて寝wwww


いやいや、カイたんよ!具合悪いときにそうしてできることがすごいんだよ。カイはたいしたもんだよー!と存分に褒め、またお布団へ。


息は荒いけど、猫たちにもあっためてもらってなんだか気持ちよさそう^^


そして私たちにもみくちゃにされて写真もとられて迷惑そうwww



お食事ですが、消火器サポートのご飯はカイはトラウマ(三月初めに中に入ってた薬をモロに噛んじゃった)なんじゃないかなと思い、まずは以前いただいた飲むごはん10mlとペースト状にしたさつまいも10ml、そしてささみをひとかけら。・・・あんまし噛んでくれてないけどさ。

ごっくんするのは飲むごはん。・・・すんごい甘い匂いがする。


・・・甘いの、好きなのかな?いや、前はやだっ!ってやってたと思うな・・・

・・・入院中に嗜好が変わったのか?それとも頑張ってくれたのかな・・・?

私が甘いもの苦手なので、今までカイに甘いものを食べさせてなかったから・・・もしかしたら「なんだこれ?意外とうまいかもしんない!」って感じにとらえてくれたのかも^^まぁ自分からは食べてくれませんけどね^^;


どちらにしても飲んでくれたのがうれしかったです。


さつまいもは・・・少し出したorzごめん・・・母ちゃんへたくそだったか・・・orz

さらにお水もシリンジで上げてみたら飲まない・・・やっぱり水は自力で飲みたいのね・・・。


オットが晩酌してるうちに少しカイと一緒に寝て(うとうとする程度だけど)、オットと入れ替わりカイの様子をみてます。・・・普通に熟睡だなwカイたんwww



☆今のところのカイの覚書☆


十九時~二十六時までの様子。


排尿→少量

排便→下痢少量


食事量→飲むごはん10ml、さつまいもペースト10ml、お水少量。飲み込み遅い。ある程度口に入ってごっくん・・・って感じなので、その間にお気に召さないと口の横から出てくる(涙)


エアコン使用、カイベッドにカイのバスタオルで枕を作り、母ちゃんの布団2枚で調節。


息が荒い。


オットや私があるくと目で追う。しんどい時は目がうつろ。先生からお話があったようにやせこけると眼球がくぼみ目やにが出るとのことで、涙だまりや目についている目やにをオットと取る。そしてせっかくだからと耳も鼻もきれいにする。。。いつもはこれした後「ごほうびは!?おやつじゃん!?ひゃっほー!!」となるカイたんはおとなしく寝てました。


・・・食べないからあのたまらんクサイにおいもしばらく前からなくなってます。


帰宅後しばらく足先おでこあたりがひんやりしていたが、マッサージや手を添えておくことで温かみが戻る。

つっぱりなどはなし。震えもなし。


。。。入院前のカイたんと同じかなって感じです。


カイには迷惑かと思ったんですが、身体をさすりながら「生と死について」とか「カイがいかにイケメンでお利口で素晴らしいか」とかすんげー力説して話しかけていたので、逆に疲れてよく眠ってくれたのか・・・ってくらい今、息は荒いけどちゃんと顔全体が「ぶみいぃぃ~」となって(パグ好きな皆様ならわかってくれるはず!)目もちゃんと閉じて眠ってくれてます☆


意外なことにカイのストーカーまふまふはちょっと高いところからカイの方向を見守るような感じにポジションをとり、兄弟猫のぼんばいがカイに寄り添って身体をあたためてくれています。


いつも二匹くっつかってるのに・・・今日は役割分担してるのね・・・

・・・と、つい涙が出そうになりました。


ってか、酔ったオットが「つらい~」と泣いたので「カイの前で泣いちゃダメ!」と注意。

カイは泣くと涙をぬぐいにこようとするのです。

今は思うように動けないし、まして、自分のことで泣かれてるってわかったら・・・つらいに決まってんじゃん!だから悲観して泣くのは禁止!!


泣いてもいいけどカイと昔話を語らったりとか、そんなんにしてちょうだいな。


・・・カイにしたら喋り捲られるのもしんどいかしら^^;ちょっと!ため息つかないでよカイ!www



・・・そんな夜が過ぎております。



カイ、退院後初日の夜。。。。




明日はお外にお日様浴びにいこーぜカイ!!