幼い頃から動物が大好きでした。
ずっと犬が飼いたくて。
小学校1年くらいかな?
ご近所のペットショップにいつも見に行くワンコがいました。
白くてふわふわした子で、いつもわたしが行くと嬉しそうに尻尾を振ってくれました。
初めて一緒にいたいって思った子です。
母をお店に連れて行って「この子!」とお願いしましたが、母が連れて帰ってくれたのは、あの子のケージのすぐ前にいた亀でした。なんで
「こっちにしなさい」って母に押し切られたんですけど、今思えば、その頃実家は犬を飼える環境ではなかったんですよね?
あの時のわたし。
犬じゃなくてすごく不満だった癖に、うちの子になった小さな亀に夢中になってしまい、もうあのお店にあの子に会いに行きませんでした。
もう40年以上前の事なのに、あの白い子は幸せな犬生だったかなって、そうであってほしいなって時々思い出して、なんだか泣けてきて困ります
その後は、婚活に忙しく…、長い間動物との暮らしから遠ざかっておりました。
久々に動物と暮らすきっかけになったのは、結婚してから夫と共にペット可のマンションに引っ越した事
思えば、もう大人だし好きに動物を受け入れられるんですよね!←成人後20年にして気付く
ここで迷ったのが、犬にするか猫にするか‼︎
夫もわたしも動物は大好き。
夫は実家で犬のお世話係だった。
ふたりとも猫は未経験。
調べると、
犬
忠誠心が強く愛情を真っ直ぐ伝える
お散歩が必須
躾が入りやすい
鳴き声が大きい
一緒に旅行にも行ける
狂犬病ワクチンやトリミングなど猫の倍くらいお金がかかる
猫
お散歩がいらない
気まぐれ
留守番 水とごはんさえ置いておけば、2〜3日お留守番させられる
爪をとぐので家がボロボロになる
体臭が少ない
おしっこが犬より臭い
人ではなく家に付く
は個人的な感覚で付けています。
やっぱ、犬ですかね〜
わたしは元々犬か猫かと問われれば犬派だったし。
お散歩は面倒くさいかもしれないけど、かわいい我が子が行きたがってたら行けると思う…たぶん…
と、思っていたんですが、
しばらく無言で考えを巡らせていた夫 「猫の方がいいと思う」と。鶴のひと声
理由は
犬は散歩が大変だし、留守番が苦手
夫が猫はまだ飼った事がないああ?そこ?!
うちではだいたい夫の言う通りにしておけばうまく行く傾向にあります。
(悔しいけどこれは事実)
天邪鬼のわたしが我を通しても、後で「失敗したな!」ってなる事が多い。
なのでこの時はわたしが譲歩する形で猫をお迎えする事になりました。
あの頃はわたしもフルタイムで働いていたし、
年数回、旅行で家を空ける事もあったから、
お留守番させられる方がいいとも思ったのでした。
そしてお迎えしたのがmy sweet ひまわり
↑
お迎えした頃。小さかったなあ。。。
「ひまわり」というのはひまを保護してくださった保護団体さんが付けてくれていた名前。
わたしは自分達で新しい名前を考えるつもりだったのだけど、
夫が「急に今までと違う名前で呼ばれたらこの子が混乱するやろ」と。
はあ
今となってはもう「ひま」は「ひま」でしかないし、
すっかり猫の魅力にノックアウトされてしまったわたし。
もう、この子以外の選択肢は最初からなかったって思っています。
でもね。
ひまは甘えん坊で寂しがりで…
わたしの姿が見えないと野太い声で「ウナオ、ウナオ」と、ずっとわたしを探してる、
起きている間、わたしの視線をずっと欲しがる、ストーカーネコ。
水とごはんさえ置いておけば、2〜3日お留守番させられる
まさかまさか。
お留守番もすごく苦手で、わたしがいないと玄関で
「ウナオ、ウナオ」 「ウナオ、ウナオ」
鳴いているそうです(夫の談)。これって分離不安ってやつでしょうか
もちろん、クールなネコちゃんもいると思うんです。
でも、ウチの子は全然違った。
あんなに調べたのに全然違った。
何事にも例外はあるって事です。
確かに、事前に調べた通りだった事もたくさんあります。
ひまは超が付く程気まぐれだし、おしっこはめっちゃ臭いです
体なんて洗わなくても、おいおい。
綺麗好きで、自分で完璧に毛繕いできるからふわふわで、
ひまの体からはいつもビスケットのような甘ぁい匂いがしてる。
…なんですけど。
事前に調べた事がひまには当てはまらなかったケースが、けっこうあったのも事実です。
ひまは爪とぎは段ボール派なので、壁や家具はほぼ無傷。
お引越しもわりと平気だったし、躾もけっこう入る。
そして何より寂しがりや。
何日もひとりでお留守番なんて心配でさせられない
そんなひまの為に、わたしはフルタイムからパートに切り替えたし(ムリヤリ)
旅行もほとんど行かなくなりました。
夫は淋しくひとり旅。
元々ひとりが平気な夫。
それでもたまに「付き合い悪い」となじられます。
猫 > 夫
でも、ひまといられる時間が今のわたしのしあわせだから…いいの
嬉しい誤算。
事前に調べる事は大切だけど、
一緒に暮らしてみないとわからない事も多いもの。
その子の個性に寄るところが大きい。
結婚や職場と同じで、生き物と暮らすっていうのも縁のものって思っています。
今ウチにいる子とのご縁を大切にして、
この子の個性を受け入れて、
この子のペースに合わせてあげたい。…って、思っていてもなかなか至らないお母さんでごめんよ、ひま
にほんブログ村