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一昨日、私は介護福祉士の国家試験を受験しました。
介護福祉士の勉強をして気付かされたことは多く、本当に受験して良かったなと思っています。

特に介護福祉士の職務に触れたところで、それは単にお年寄りや障害者がご飯を食べたり排泄したり眠るためのお世話をするのではなく、その目的はお年寄りや障害者の人としての尊厳を支えるためだと教科書に書かれていて、自分は深い感銘と、普段(週に3日ほど)介護の仕事をしているから襟をただされるような思いになりました。

そこで尊厳といっても、他人のことに関わる前に自分のことを客観的に知らなければならないと自己覚知の必要性を教科書は述べていて、対人援助職ですから心理学の分野も試験に出るわけです。

だけど現実の介護の現場ではいろいろと厳しい状況を見ることが多いです。
離職率が高い仕事で確かに3K労働で賃金も安いですが、それでも離職の一番の原因は人間関係かなと感じます。理念として尊厳とか真心とか思いやりとか優しさや愛を掲げつつも、実際には愚痴や批判や不満が渦巻いていることが現場にはよくあります。
人間だから愚痴や批判や不満の思いがわくのは当然ですが、私も心理学等学んでみると意外に自分というのは自分自身に無知だったり自分自身の感情に鈍感だったりして、それゆえの愚痴だったり批判や不満であることが多いなと自分自身の経験の中で思うことが沢山ありました。
自分を知ることはとっても役に立つことなのに、だけども介護福祉士の教科書にあるような心理学的アプローチは今のとこ教科書や試験の中だけの世界で終わってしまってるのがほとんどだろうなと思います。
介護の現場では心理学は断片的に知る機会があるだけで、専門的に指導する人はいないし具体的に学んだり活用するところまで多分いってないんです。
食事や排泄や入浴等のお世話や健康を管理するだけで精一杯という意識になってしまっています。

しかし介護の職場で冷えた人間関係が多くなってしまうと、そこを生活の場とするお年寄りは明らかに被害者になってしまうのを幾つかの現場で見てきました。
超高齢社会を迎えて施設や介護員は量産されるし必要性があるのですが、その質を高めるためにはより高い理念を掲げ倫理や道徳心を高めるという不明瞭な目的意識ではなく、心理学等の根拠のある自己覚知が重要じゃないかなと思います。
崇高な理念は美しくて私も好きだけど、崇高な理念だけでは機能不全に陥りやすく、ありのままの自分自身を受け止めていくことが地に足のついた確実な歩みになると私は実感しています。

私は仏教やスピリチュアルな学びから自分を知るということの必要というか素晴らしさを知ったのですが、自分を知るというのは何かを成すための手段というより、今ではむしろ自分の能力や領域や体験を知るということ自体が快感であり喜びになっています。

食事や排泄や健康の値という形として見えるものだけの情報に意識を奪われるのではなく、少しでも自分自身の心理や等身大の個性を自覚して大事に出来る意識を持てる介護士が増えるなら、介護の職場って尊厳性にあふれた素敵な職場になるだろうなって思います。

私がいつかリーダー的な立場で介護を指導するなら、そういうことを一番に伝えたいです。





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