愛されなければ愛し方はわからない
愛さなければ愛され方はわからない
ドキツ! 小説に書かれた文
思わず 目は停まり 心も・ ・
長ーい 夫婦生活 言葉にせずとも
愛が支えている 確かに しかし
愛という言葉 言葉は見えるが
愛そのものの生命は目に見えない
愛とは何だろう
こういう事か これも愛なのか
憶測できるが 実感が湧かない
しかし 確かに そんな心の動き
感じるし 多分 間違ってはいない
自愛 自分を愛さぬなら
他愛 他人を愛せぬのだろう
妻愛 子愛 孫愛 ・ ・ ・
歳を重ねるにつれ 愛の対象は
増えてゆく しかし
離れていて想うだけでは心許無い
姿を型に表すには
相手の折々の思い出日に せめて
心をこめた贈りモノ差し上げる
それも愛の表現なのだ
老心に愛なる言葉 目映いが
老心に愛の実践はたやすく
愛の実行は老心を柔らかにしてくれるし
愛の実行こそ必要不可欠な
自愛であり 他愛なのだろう
血族の頂点に生きている
何の取得も 何の財も残せぬ が
せめて どんなに細少であろうとも
愛を届けなくては
転地先で逞しい男と知り合った
急坂石段を跳ぶように駆け上がる
早朝十キロ速歩ウオーキング欠かさず
週一度親しき女と数百キロドライブ
将棋は地域NO1
驚いた 何と億近い金持っているとか
私より一回り若い 私は
’読むべき本を求められた’考えた末
風変わりで変人作家作品を推薦した
期待通り 彼はひどく気に入ったらしい
その頃から「本」についての
感想交換が始まった 彼いわく
金は持ったが 失ったモノも多い
勉強とか読書とか触れず
ひたすら金を蓄える事に専念した
三十余年 二人分働き一人分は
そっくり貯金したとか 60歳の彼は
何者も恐れず
何事にも心乱される事なく
大きな屋敷に一人で暮らしている
私は工員 本社勤務 自営業で生き
恐らく千人の男を知っている
一人一人 個性的で今も忘れ難いが
金への執着 彼を上廻る男は知らない
身 精神力 鋼のような彼は眩し過ぎる
ある時彼はふっと漏らした
金より先輩の人生の方が価値ある ・ ・ と
私は黙した 応える答え見当らない
年金で最低生活を得ている私
あまりにも金の縁遠すぎる
百円単位迄心する暮らしは恥しい
突然彼から電話があった
五~六年の付き合いで初めてだった
玄関を入る彼の手に十数枚の
コピーらしき紙が握られている
座るやいなや 彼は喋り続けた
実は数十年前 激しい動悸に襲われ
結果ー心筋梗塞と診断され
カテーテルとか言う管が既に五本
内臓されている そして当月
もう一本挿入される予定らしい 私は
冷たくなった 彼という男は一体 ・ ・ ・
彼を見る目差しに大きな修正が必要だ
彼に映る私は どんな様子なのか
当時 貧しさからジャンプする為に
寝る時間を惜しみ 身を刻み
巨金を手に入れた 目標達成は彼を
揺ぎ無き男に変えた 今 彼は
金に身を助けられている 治療は
金がかかるとかーーー人生は一色では
終らない また 味わう事になった
急坂石段を跳ぶように駆け上がる
早朝十キロ速歩ウオーキング欠かさず
週一度親しき女と数百キロドライブ
将棋は地域NO1
驚いた 何と億近い金持っているとか
私より一回り若い 私は
’読むべき本を求められた’考えた末
風変わりで変人作家作品を推薦した
期待通り 彼はひどく気に入ったらしい
その頃から「本」についての
感想交換が始まった 彼いわく
金は持ったが 失ったモノも多い
勉強とか読書とか触れず
ひたすら金を蓄える事に専念した
三十余年 二人分働き一人分は
そっくり貯金したとか 60歳の彼は
何者も恐れず
何事にも心乱される事なく
大きな屋敷に一人で暮らしている
私は工員 本社勤務 自営業で生き
恐らく千人の男を知っている
一人一人 個性的で今も忘れ難いが
金への執着 彼を上廻る男は知らない
身 精神力 鋼のような彼は眩し過ぎる
ある時彼はふっと漏らした
金より先輩の人生の方が価値ある ・ ・ と
私は黙した 応える答え見当らない
年金で最低生活を得ている私
あまりにも金の縁遠すぎる
百円単位迄心する暮らしは恥しい
突然彼から電話があった
五~六年の付き合いで初めてだった
玄関を入る彼の手に十数枚の
コピーらしき紙が握られている
座るやいなや 彼は喋り続けた
実は数十年前 激しい動悸に襲われ
結果ー心筋梗塞と診断され
カテーテルとか言う管が既に五本
内臓されている そして当月
もう一本挿入される予定らしい 私は
冷たくなった 彼という男は一体 ・ ・ ・
彼を見る目差しに大きな修正が必要だ
彼に映る私は どんな様子なのか
当時 貧しさからジャンプする為に
寝る時間を惜しみ 身を刻み
巨金を手に入れた 目標達成は彼を
揺ぎ無き男に変えた 今 彼は
金に身を助けられている 治療は
金がかかるとかーーー人生は一色では
終らない また 味わう事になった
じいさんの日々
バランスキープこそ生きる生命が
厳冬ー暖かにしてねむる
頭に毛キャップ 足にクツ下
首にスカーフ 肩周りに大ショール
室内に電気コンロ上のヤカンの湯気漂う
起き上るーさっさと外歩きする
いつものように十五分の歩行 運動
筋トレ 毎日体重チェック
昼間ー何時ものデスク遊び
食うー腹六分目 九時には布団に入る
テレビーじいさん楽しませるモノ無し
呑むーあれば飲む無ければあきらめる
来る日も来る日も
いささかの狂いも無く
バランスキープに余念が無い
ふっと 昔を思い出す
何やるか分からん変な若者だった
ふっと 今を考える
何もかも 予定通りつまらん老人
生きたって もうあとわずか
医者へかからず死ぬ予定とは言え
バランスキープする為に生きてるなんて
何だか 少し変だ
早晩バランスを崩し彼の地へ移る
そうか アンバランスも楽しかった
そう だ アンバランスこそ生きがいだ
そうか 少し」バランス破ってみるか
そうだ 生き活きの方が俺に似合う
ふっと 気迷いに入りこみ
バランスをとりつつも アンバランス
少し混ぜこみ生きている
バランスキープこそ生きる生命が
厳冬ー暖かにしてねむる
頭に毛キャップ 足にクツ下
首にスカーフ 肩周りに大ショール
室内に電気コンロ上のヤカンの湯気漂う
起き上るーさっさと外歩きする
いつものように十五分の歩行 運動
筋トレ 毎日体重チェック
昼間ー何時ものデスク遊び
食うー腹六分目 九時には布団に入る
テレビーじいさん楽しませるモノ無し
呑むーあれば飲む無ければあきらめる
来る日も来る日も
いささかの狂いも無く
バランスキープに余念が無い
ふっと 昔を思い出す
何やるか分からん変な若者だった
ふっと 今を考える
何もかも 予定通りつまらん老人
生きたって もうあとわずか
医者へかからず死ぬ予定とは言え
バランスキープする為に生きてるなんて
何だか 少し変だ
早晩バランスを崩し彼の地へ移る
そうか アンバランスも楽しかった
そう だ アンバランスこそ生きがいだ
そうか 少し」バランス破ってみるか
そうだ 生き活きの方が俺に似合う
ふっと 気迷いに入りこみ
バランスをとりつつも アンバランス
少し混ぜこみ生きている
まさか この私に
自分自身を重く感じる日がくるなんて
でも重いのは事実だ
身体の想いのはトシだからわかるが
気持が重いなんて想定外だった
じいさん私 今だって可愛くない
しっかり喰い
しっかり生んで牡牛
しっかり本を読み
しっかり家事を担当し
しっかり自足自立している
元気で生きているのに
気持が重い
今日が重いし 明日が重い
今日から明日へ この重い心
どう運んだらいいのかーー
若い頃 老人を見ていた でも
目には映っていても 老人の気持は
映していなかったようだ
老人になって やっと分かった
老人は外見と内面の解離が大きい
長年生きてきた知恵は
心の処理迄には届かぬのだ
屋根の下で死ぬまで生きられるのに
何かがずしりと重い
死に近づいたから ?
いや そうではないようだ
これだけ永らえてきたのに 結局
人間とはー人の世とはー社会とはー
何も分かっていない事に途惑っている
人間は多くを学び育つ でも
相変らず社会には不安が漂っている
もしかしたら それが原因かも知れない
自分自身を重く感じる日がくるなんて
でも重いのは事実だ
身体の想いのはトシだからわかるが
気持が重いなんて想定外だった
じいさん私 今だって可愛くない
しっかり喰い
しっかり生んで牡牛
しっかり本を読み
しっかり家事を担当し
しっかり自足自立している
元気で生きているのに
気持が重い
今日が重いし 明日が重い
今日から明日へ この重い心
どう運んだらいいのかーー
若い頃 老人を見ていた でも
目には映っていても 老人の気持は
映していなかったようだ
老人になって やっと分かった
老人は外見と内面の解離が大きい
長年生きてきた知恵は
心の処理迄には届かぬのだ
屋根の下で死ぬまで生きられるのに
何かがずしりと重い
死に近づいたから ?
いや そうではないようだ
これだけ永らえてきたのに 結局
人間とはー人の世とはー社会とはー
何も分かっていない事に途惑っている
人間は多くを学び育つ でも
相変らず社会には不安が漂っている
もしかしたら それが原因かも知れない
その日迄
寝込まず 大きな痛み持たず
食べ 動く 寝るを続けたいと心し
有り余る時間 日々
ウオーキング 筋トレに励み
早寝早起きを心掛け
薬飲まず 医者行かず それなりに
元気している
多分 平均的な元気じいさんだろう
人様の ごやっかいにならず
日々過ごせるのはありがたい しかし
これはこれで気にかかる
自分の事のみに専念する自分が
いやになる ・ ・ 嫌いになる時がある
働きたいが高齢じいさんに仕事はない
何時迄も働きたい ・ ・ は希望だ
もうエネルギーは無いし
耐えられる筈が無い 仮にやれよと
言われても とても自信が無い
それでも 自分オンリーの毎日は
じいさんの気持に重い
床の間の掛軸に仙人じじがいる
流水のそばでぼーつとしている
描いた画家の気分
最近 分かるようになった
じいさん気持 置き場に困る
ライフサイクルが短い刹那的商品開発に
企業は狂進し若者は捲き込まれる
企業の生命も不安定になっている
そんな津波に呑まれている若者達
見るのが辛い 三~四十年前の
我々の時代と何かが異っている
気持にも時間にもゆとりが無さすぎる
だがじいさん 何も出来ない
寝込まず 大きな痛み持たず
食べ 動く 寝るを続けたいと心し
有り余る時間 日々
ウオーキング 筋トレに励み
早寝早起きを心掛け
薬飲まず 医者行かず それなりに
元気している
多分 平均的な元気じいさんだろう
人様の ごやっかいにならず
日々過ごせるのはありがたい しかし
これはこれで気にかかる
自分の事のみに専念する自分が
いやになる ・ ・ 嫌いになる時がある
働きたいが高齢じいさんに仕事はない
何時迄も働きたい ・ ・ は希望だ
もうエネルギーは無いし
耐えられる筈が無い 仮にやれよと
言われても とても自信が無い
それでも 自分オンリーの毎日は
じいさんの気持に重い
床の間の掛軸に仙人じじがいる
流水のそばでぼーつとしている
描いた画家の気分
最近 分かるようになった
じいさん気持 置き場に困る
ライフサイクルが短い刹那的商品開発に
企業は狂進し若者は捲き込まれる
企業の生命も不安定になっている
そんな津波に呑まれている若者達
見るのが辛い 三~四十年前の
我々の時代と何かが異っている
気持にも時間にもゆとりが無さすぎる
だがじいさん 何も出来ない