以前の記事でも紹介したのですが、「憲政の神」といわれた尾崎行雄は、政党政治を目指してがんばりました、結果的に、日本の政党に絶望して無所属になります。

なぜ政党に絶望したかというと、日本の政党は徒党になってしまうということです。親分がいて、子分がいる。親分が子分に金をばらまく。そして、政策や主義主張はどうでもいい。有象無象の集団になってしまう。だから、党議拘束が必要になる。

尾崎行雄の考える政党とは、政策や主義を同じくする政治家が集まるものです。だから、主義や政策の異なる人はドンドン出ていきます。そして、政策や主義に共鳴する人は次々に入ってきます。

徒党は人間関係が固定的ですが、政党は本来的に人の出入りが激しいものです。

明治時代、始めて政党が出来た頃、明治政府は各政党に名簿の提出を命じました。各政党は、応じて名簿を作ったのですが、尾崎行雄だけは反対しました。

政党は、政策や主義を同じくする者の集まりだから、出たり入ったりする。つまり、固定的な名簿など作れない。尾崎はそう言って反対しました。

政党と徒党の違いを考えた時、既存の政党はすべて徒党です。自民党は、派閥の親分が居て、子分が居ます。親分が子分に金を配る選挙互助会です。公明党は創価学会です。カルトです。教組が親分で、信者が子分です。カルトは典型的な徒党です。野党も同じことです。共産党は独裁だし、NHK党は立花孝志が親分です。社民党の親分は北朝鮮です。日本第一党も残念ながら桜井誠の党です。

つまり、真に政党と呼べる政党は皆無です。徒党です。

ただ、参政党はひょっとしたら政党になれるかも知れません。神谷宗幣議員は、事務局長ではあっても親分ではないようです。微かな可能性ですが、参政党が真に政党たり得るなら支持しても良いと思います。



尾崎行雄の過去記事です。