江戸の夏の飲み物 甘酒
甘酒も立派な発酵商品です江戸っ子の夏バテに効果有りとよく売れました夏の商品なのです「守貞謾稿」でも「夏月に専ら売り廻るものは、醴売りなり」とある。但し、中は餅ではなく白玉が入っています。芝神明のだらだら祭、別名・生姜市です。これは江戸名物谷中の生姜が売られたからだという。 芝神明宮浅草についで賑わうとされたこの祭は、露店が立ち並び、軒下に提灯が連なる。祭は11日から21日までだが、下旬まで行われたので、だらだら祭と云われた。「あま酒へ みやげをすぐに 下ろし込み」名物の甘酒へ生姜を少し入れると美味だそうです。甘酒売りは、天秤棒茶碗や盆、後ろの箱に甘酒を温める炭火を起こした七輪と釜をのせ「甘い甘い、あ~ま~ざ~け」声を上げて売り歩いた。甘酒は別名を一夜酒といい、一晩で出来るので商いに好都合でした。そして繁華な場所には一年を通して商う店もあり1日に1両前後の売り上げを上げる店もあったという。1日に100杯以上は売ったという計算になる米を蒸して麹菌を繁殖させ米麹を作るそこに炊いた米とお湯を加えて温かい所に置くと1日で美味しいものが出来上がる甘酒を分析すると甘いのはブドウ糖である米の澱粉が麹菌の分解酵素によって葡萄糖になる米の表面はたんぱく質が多い。そこに麹菌が増殖するからタンパク質が分解されアミノ酸になる。更に麹菌が増殖すると物凄くビタミンが増える。ビタミンB1,B2,B6,パントテン酸、イノシトール、ビオチンなど全部増える。そうすると甘酒というのは飲んで甘くて美味しいだけではなくて葡萄糖の溶液で総合ビタミン溶液である。現代でいう点滴と同じです。ですから暑い夏の盛りに甘酒を飲んだ江戸人は正しい街に甘酒屋が出てくるわけです。幕府もこういう事を評価し値段を1杯4文と上限を設定してた俳句も夏の季語は甘酒です。納豆も大豆を煮たものに納豆菌を入れて増殖させると納豆になる因みに納豆菌が増殖する前の大豆と納豆にした後の大豆を比較すると活力源のアミノ酸が何と!180倍になる。又、ビタミンも大量に増えている。和食の主材は7つの品目から成立してるという1は根茎、2は葉っぱ、3は青果、4は山菜やキノコ5は豆、特に大豆、6は海藻、7は穀物である玉子、魚、肉と言った動物性たんぱく質というのは主ではなく従になってる。「長崎夜話草」によれば、南蛮菓子として、カステラボウル、花ボウル、コンペイト、アルヘル、カルメラ、と並んでビスコウトが載ってる「南蛮料理書」という料理の本では、作り方がある甘酒で麦子を捏ね、形を作って膨らまし焼き,引き割にして細やかにして乾かす。まるでパン粉のようなのでホントなのか疑わしい?