釜揚げうどん専門店「桂ちゃん」
皆さん、こんにちは。
私が神戸から大阪に移り住んでかれこれ15年になるのですが、ここ6~7年大阪という町に興味が湧き、それは食であったり歴史であったりするのですが、「大阪めぐり」というコーナーを作って、私の独断と偏見でその魅力をお伝えしたいと思います。
一発目は釜揚げうどん専門店「桂ちゃん」です。
桂ちゃんは大阪と言っても;
これは地下鉄谷町線の路線図で、心斎橋は谷町六丁目から真っすぐ左側に位置するのですが、桂ちゃんは
右下終点の八尾南の一つ手前の長原が最寄り駅です。
私の家から地下鉄で40~50分掛かります。
京都も大阪も出汁がウリですが、違いを一言で言うなら使う昆布の違いで、京料理は利尻昆布で大阪料理は
道南の真昆布を使います。
昆布の出汁は真昆布の方が圧倒的に出るのですが、京都ではそれが好まれないようです。
そして利尻昆布は上品な出汁が出ますが、京都はどちらかと言うとカツオがメインです。
桂ちゃんのウリは真昆布とかつお節で取った出汁です。
本当に美味しく出汁を飲み干せます。
これは細麺の方かと思いますが、太麺をお好みで選べます。
そしてメニューをご覧頂くと;
おたぬきが大、たぬきが中、豆だぬきが小の釜揚げとなっています。
コロナ禍で中々行くことが出来ず、2週間前に久しぶりに行ってきました。
やっぱり美味しいので、ここの冷凍うどんを買って来て、すでに2度食べています。
それと大阪らしいと思うのが、出汁を取った昆布とカツオを佃煮にして食べ放題で机に置かれています。
利尻昆布は固いので、佃煮とかには使えないそうです。
これも又うまいのです;
ここの大将の師匠は、有名な釜揚げうどんのカリスマ専門店八尾の「一忠」のお弟子さんです。
数年前一忠は惜しまれながら閉店をしました。
私はぜひ一度行きたいと思いつつ行けなかったので、そのお弟子さんの店・桂ちゃんに通うようになりました。
大阪は食において他の地域の良さを取り入れながら、進化させたりということも多いようです。
この一忠の大将は、讃岐で修行をし、讃岐うどんを大阪の出汁で食べさせたいとの思いで開業をされたそうです。
今や、讃岐うどんを大阪の出汁で食べさせる、が大阪のひとつのうどんのスタイルになっています。
皆さんの地域で釜揚げうどん専門店とかございますか⁇
アンレーおじさん
明瞭なので画像はすべてSNS上のものを使わせて頂きました。