春の色と香りのする服を着て

初めて私の前に現れたとき

お前はまだ

幼い18の少女だったね

そして、はにかみに染まった頬の色が

園庭の花群に中に溶けていた

 

園庭の花群は年ごとに咲き

春の精の化身のお前は

その内なるもの一切を

私に委ねにやって来た

 

ああ、私はバラの香りのする愛しきものの

胸の薄着を開き

そのしなやかな体をやさしく愛撫しよう

色とりどりの花たちは微笑み揺れ咲き

はるか南西の微風は私たちを包んで

お前は高鳴る胸の鼓動を

母なる大地にとくとくと伝えていた