蒸し暑い真夏日の一日でした。援農先の仕事が軽作業で助かりました。枝豆の品出しを終えた後は、ピーマンの畝の下草取りをしました。車輪付の椅子に座って手だけを動かせばよいのです。時折日差しが翳り、風に吹かれると気持ちが良かったです。


農的生活を続けて12年、暑さに強い体質にはなっています。それでも大量に汗が噴き出しました。昼に出荷場に戻ったら気温計は32℃を示していました。息は切れなかったものの、陽に焙られると流石に消耗はします。


午後はたっぷり昼寝をして英気を養いました。読書はせずにNHKFM<名演奏ライブラリー>でキーズ・ジャレットのピアノをボウッしながら聴いて、ゆっくり流れる時間を楽しみました。

 

そこに句会報を作成している先輩からメールが発信されて来ました。披講の際に漏らした特選句が有って作者を探してのことです。それが私の「夕凪の埠頭さざめくクルーズ船」でした。これで今月の特選句は3句になりました。

 

この句の発想は、映画<フェリーニのアマルコルド>に、豪華客船が町にやって来て人々が大勢見物に出かける場面が有ったことを思いだしてのことです。客船の灯の煌めきも詠みたかったのですが、「さざめき」にはそのニュアンスは無いようです。