秋風や  書かねば言葉  消えやすし
(野見山朱鳥)

立秋[8-7~8-22]は「秋立つ」ともいう。この日から暦の上では秋。日中はまだまだ厳しい暑さが続く。しかし朝や夕方に涼やかな風の気配が感じられるようになる・・・筈だがキョロキョロ今年は早くも台風🍃🌀☔が東日本から東北地方の太平洋沿岸に近づいているびっくりそれはさておいて、例年ならば、入道雲にかわり鰯雲や鱗雲など秋らしい雲が漂う。季節は刻々と移り変わりを告げはじめ、秋の足音を日常の随所で感じとれる。
この立秋以降の暑さを「残暑」といい、手紙に使われる時候の挨拶は「残暑見舞い」となる。
とはいえ、一般的には夏休み真っ最中。この頃に各地で開かれる盛大な夏祭りは、夏の風物詩でもある。

☆涼風至(すずかぜいたる)
第十三節気の最初で第三十七候目。7日から11日まで。
「残暑」と呼ばれるこの頃は、真夏日や熱帯夜が続き、暑さもたけなわ。しかし季節は少しずつ秋に向かいはじめ、この頃から太陽☀も、万物を炙るような強烈な日差しを和らげて行く。そして日が落ちたあとは、草むらで虫たちが涼しげな声で鳴き始める頃でもある。