新日本 8/12/17 両国国技館 G1 CLIMAX 27 公式戦
ジュース・ロビンソン×マイケル・エルガン。前半戦は見せ場が特にあるわけでもなく、両国舞台としては悪い試合かと思いましたが、互いに器用さよりも切り返しのアイデアやヒッティングのインパクト演出に絞った攻防がクライマックスで盛り返し、決着への流れも良かったです。☆3
新日本 8/12/17 両国国技館 G1 CLIMAX 27 公式戦
イービル×小島聡。小島の主人公性が生きるラリアットを耐えるというシークエンス。それを潰しにかかるイービルという存在。中盤付近で繰り出した小島の断崖式DDTの衝撃やマシンガンチョップ2連撃、随所に最終戦という味付けに、最後なのだろうという気持ちが乗っていた。好試合。☆3.75
新日本 8/12/17 両国国技館 G1 CLIMAX 27 公式戦
ケニー・オメガ×オカダ・カズチカ。
冒頭の加速力ある攻防のセンスは流石です。今回はオカダの首の怪我によるテンポ創出の難しさの中、ケニーの圧倒的運動量に目を見張ります。そしてオメガの技の過激化の中で引き出しの多さを見せ、決勝進出に対する文句のなさを見せつけた好勝負。☆4.25
ex)ここからはブログのみ
2017年の1月、6月の対戦においてコンパクトを図るわけではなく、G1公式戦最終戦かつ優勝決定戦に勝った方が進むというドラマティカルな背景とオカダの首負傷の中でオメガの過激技の雨あられを受けるという悲壮感を伴う構図を作ってきます。序盤からのハイスピードな攻防からオカダの首に雑なまでの打撃類を加えるオメガと勝利への執念はきちんと描いています。しかし危険技を負傷した首に打ち込むという反倫理性にアドレナリンを正しい角度から注入できていないのが惜しいところ。今回はオカダが制限されていた分、オメガの運動量と引き出しの多さに偏った試合でした。カウンターの裏投げやクロイツ・ラス投入など最後まで楽しませる覚悟を持っていました。好勝負。☆4.25