あさ彦です!あさ彦


お盆も過ぎて、ずいぶん涼しくなってきたような・・・

今年の夏のあさ彦は、地元近江高校が甲子園ベスト8野球まで勝ち進んで、

応援に大ハッスルした夏だったよ!選手の皆様お疲れ様でした!!!!

応援も吹奏楽もかっこよかったな~~Trumpet来年こそは!!!ですね!!!


さて、熱中症の話題も少し時期遅くなっちゃいましたが、

パート①の続き書いちゃうねあさ彦 手

よかったら長いけど読んでくださいね!



~くらしの医療 松木診療所 松木明先生に聞く!~

 

あさ彦倶楽部8月10日号



「熱中症に気をつけましょう(2)」


 ワールドカップでサッカーがフランスの優勝で終わったと思ったら、西日本は記録的な

豪雨に襲われ、大被害に遭いました。

その被害の整理を始めようとする矢先に、今度は熱波と猛暑が襲い掛かって来ています。

日本が崩れて焼け焦げているように思えます。毎日、熱中症で多くの人が亡くなっています。

そこで今回も、もう一度熱中症について書くことにします。


 熱中症になりやすいのは、子供たちと高齢者です。子供たちの体内水分は75%程度と

多いものの、体重そのものが少ないので、少し汗をかくとすぐに脱水となります。

一方高齢者の体内水分は50%程度と、ほとんど脱水寸前状態で暮らしています。

その上腎機能が低下しているので、体の老廃物を腎臓から排泄するのと、たくさんの水が

必要となります。

高血圧や心不全を持っている高齢者は、利尿作用のある薬を飲んでいる事も多いので、

体内の水分が少なくなっています。また暑さへの感覚も鈍く、のどの渇きにも鈍感になって

います。


体の水分が減って汗をかけなくなると、汗が蒸発する時の気化熱で体温を下げることが

できなくなり、熱が体にたまって熱中症となります。

気温が高くても湿度が低ければ、汗をかいても蒸発して熱を下げることが出来ます。

湿度は50%程度に下げて快適に暮らしましょう。そのためにはエアコンの除湿機能

(ドライ機能)を上手に使いましょう。


 脱水症の初期症状はます頭痛です。脳の血液循環が悪くなって起こると考えられます。

少しでも頭が重かったりしたら、まず水分を多い目に取りましょう。

めまいや立ちくらみ、太ももやふくろはぎの筋肉痛も、症状としてよく見られるものです。

倦怠感や脱力感、吐き気や食欲低下になると、本格的な脱水症の症状と考えて下さい。

電解質の異常、特にナトリウムの低下のサインです。塩分も併せて取る必要があります。

血圧を気にして、塩分は敵のように思っている人が居ますが、暑い夏を乗り切るには

塩分は最大の味方なのです。


 お年寄りはクーラーが嫌いです。クーラーは体に悪いという迷信を信じ込んでいる人も

います。

体温と同じくらいの温度になっている室内で、いくら扇風機を回しても体温は下がりません。

一晩中扇風機の風に当たっていたら、朝方には人間の一夜干しが出来上がってしまいます。

扇風機よりエアコンを上手に使いましょう。

猛暑の夏を乗り切るには、しっかりと食べて、十分な睡眠をとることも肝要です。


まだまだ暑い日が9月まで続くようです。

どうか、この殺人的な暑さをうまく乗り切って下さい。