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芸人交換日記~イエローハーツの物語~/太田出版
￥540Amazon.co.jp
≪読むきっかけ≫
「本が好き」という書評サイトで
当選しました！
ありがとうございます＾＾
≪あらすじ≫
結成11年目、いまだ鳴かず飛ばずのお笑いコンビ“イエローハーツ”。
これまでコンビの今後について真剣に話し合うことを避けてきたふたりも、
気がつけば30歳。お笑いに懸ける思いは本気。でももう後がない。
何とかして変わりたい。そう思ったふたりは「交換日記」を始めることにした。
お互いの本音をぶつけ合うために―。交換日記形式で織りなされる、
おかしくも切ない「絆」の物語
≪気になる部分の抜粋≫
●「やろうと思っている人は一杯いて、それを実行に移す人はほんの
一握りです。『やろうと思ってた』と『やる』の間には実は大きな川が
流れているんですよ」
●勝負したら、勝ちと負けのふたつに分かれるけど、世の中には単純に
２種類に分けられることなんかないって思う。
●売れてない芸人を励ますのは簡単だと思う。本音を言うほうが辛いと思う。
厳しい言葉でも本音を言ってくれるほうが優しいんじゃないかな・・・
●「夢を諦めるのも才能だ」という言葉に出会った時、僕はそのことに
気づきました。若い頃は、夢を諦めることイコール敗退だと
思っていました。でも「諦めよう」と思うところまで突き詰められるのは、
敗退ではなく、前進だと信じたいのです。
「自分はこの世界でやっていくような人間じゃない」と気づくまで
やり切った人なら、次の場所でも必ず、夢を追えるはずですし、
辞めていった仲間は実際そうです。
≪感想≫
いかがでしたでしょうか？
お恥ずかしい話なのですが、僕はこの小説をかなり途中まで
「実話」と思って読んでおりました・・・
お笑いのことはけっこう知っているつもりなのに、
「イエローハーツ」なんてコンビ、知らんわ～って思いながら
読んでいたのですが、途中から、「ん？これ、フィクション？」と
気づいてしましました。。。。。。
まぁ、それだけリアルな感じで進んでいく話です。
さすがに常日頃からお笑いに関わっている著者の
鈴木さんだと思いました＾＾
鈴木おさむさんは森三中の大島さんの旦那さんでもあります＾＾
物語は田中と甲本のイエローハーツが交換日記をする
形式でひたすら進んでいく話で、最初は甲本が乗り気で、
田中は全然、日記に乗り気ではないところからスタートし、
後半には、逆転する展開も面白かったです。
作り話とはいえ、中堅に差し掛かる売れない漫才コンビの
葛藤がリアルに感じ取れますし、漫才コンビでなくても
泣かず飛ばずで、社会人を１０年ぐらい過ごしてしまった人
僕もどちらかというとその部類でしたが、
そういったビジネスマンにも響くことがあるのではないかと思います。
ぜひ、現状にもがき苦しんでいる方は読んで損はないかと・・・
そして、感受性豊かな方は泣けると思います。
（僕は泣きませんでしたが・・・・・）
それから、この作品、２０１３年３月２３日に映画化され、公開されます。
本を読むのはちょっと・・・という方はこの映画をみられてはどうでしょう？
監督はウッチャンナンチャンの内村さんです。
«１Book １Action （この本から１つ実践すること）»
◆ 本音を語り合う重要性を再認識
≪最後に一言≫
★ それにしても、ノンフィクションと思って読んだ僕って・・・
≪レビューを見る・購入する≫
芸人交換日記 [DVD]/ポニーキャニオン
￥3,990Amazon.co.jpこれは舞台版のＤＶＤです＾＾
芸人交換日記~イエローハーツの物語~/太田出版
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