◆ランドセルのサイズについて
当工房へご来房のお客様にも毎回説明させていただいておりますが、現在でもお子様が持って行かれる教材の90%以上はA4サイズの教材です。
ご存知の通り当工房のランドセルはA4教材対応で作っております。
入りきらない荷物はサブバック等でお願いしております。
以下、低価格な理由についてをサイズに関する事も含めて詳しく紹介しております。
お時間許されるならご一読の上、ご検討いただけるとありがたいです。
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当工房はブログタイトルにもある通り、丈夫でシンプルなデザインのランドセルを作っております。
合わせて『低価格な商品』ということにもこだわっています。
もちろん生地や金具の材料は良質なものにこだわっての低価格という事は、過去のブログで紹介してきた通りです。
【関連記事】ランドセルの特徴紹介
低価格で販売可能な根拠はいくつかありますが、その中の一つの理由がシンプルなデザインです。
これがコストダウンの理由になるのはもちろんのことですので説明は割愛。
当工房にご興味を示されるお客様はむしろシンプルなデザインを好まれるお客様ばかりですので、それがコストダウンにつながっているのであれば『好みの商品で安く仕上がる』一石二鳥という事になります。
もう一つはサイズに関する理由です。
当工房はA4教材対応のランドセルを製造しております。
A4フラットファイルに関するお問い合わせがたまにあるのですが、当工房用に加工したフラットファイルをプレゼントとして進呈しております。(※無くなったら終了の場合有)
☝クリアフォルダーを5ミリ程カットしております。
当工房は裁断機でカットしていますが、A4プリントを入れた状態で、余白をはさみで切れば、多少歪んでも問題ないと思います。
3年生くらいになって教えればお子様でもできるでしょう。
クリアフォルダーはどこにでもある100円均一のお店で売ってます。
※クリアフォルダーのカラーは年によって変わります。
透明のクリアフォルダーの場合もあります。
本題に戻りますが、
メインの教材でもノートでもないフラットファイルやクリアフォルダーの為にランドセルを大きくすると当然のことながら原価が上がるということは、最近の他の販売店の価格をご覧になられたら一目瞭然かと思います。
◆価格が上昇する理由を製造者の立場からもう少し掘り下げて説明しますと・・
☝幾度と紹介していますが、牛革スムースの半裁生地です。
厚みは約2ミリ~。
半裁1枚でランドセルが約4本裁断できます。
※半裁は全て同じ面積ではございませんので1枚当たり、抜き取れる本数に誤差はでます。
【関連記事】ランドセル用スムース牛革|牛革ランドセルは重い??スムース牛革軽さの秘密
☝ランドセルの各パーツごとに抜き取る抜き型です。
画像一番右がランドセルかぶせ箇所の抜型。
先ほどの半裁生地から抜き取る訳ですが、ランドセルのサイズを大きくすると半裁1枚からかぶせパーツが4枚抜き取れないということになります。
A4フラットファイルが入る大きさは当工房より縦横約2.5㎝程大きいと考えます。
ですが生地材料代は2.5㎝分では済みません。
各パーツが4枚抜き取れていたのが、3枚、ランドセル3つ分しか抜き取れず、大幅にランドセルの材料コストが上乗せされてくることにもなってきます。
◆サイズについては過去の記事でも紹介していますのでもう一度、その記事をそのまま引用しておきます↓
当工房製ランドセルのご購入をご検討いただいているお客様に対しまして、現在でも教材の9割はA4教材で、残り入りきらない副教材系は手提げかばんでお願いしております。
『ランドセルの内容量について、確かにたくさん入るに越したことはないですが、荷物の多い時などは教材の量だけでも小学生にするとかなりの重さになります。
いくら背中に背負うものだとしても何でもかんでも詰め込むと重くなりすぎますので、手提げかばんを持たせたり、体操着入れに入るものなら入れたり、荷物を分散させてあげるのも一つの考え方だと思いますし、それらをランドセル横マチフックに吊り下げることもできます。
低学年の間は比較的荷物は少ないです。
持って行く教材が多くなるのは4年生位の高学年以降。
私見解ですが、持って行った教材を全て持ち帰らず置けるものは教室に置いたまま(置勉)が絶対だめだとは言い切れないとも思います。
1週間に一度位の登下校時、ランドセルに入りきらない日は説明重複しますが手提げかばんをフックに吊り下げて持ち帰る程度で済むかもしれません。
PCやタブレットが学習に導入されるなら教材荷物の量も減るかもしれません。
以上の事を考えれば、ランドセルを背負って片手がふさがるくらい何てことないようにも思えますし、6時間登校でない日が週2日あり、更に6時間登校の日でも体育・図工・道徳など、教材をあまり必要としない科目もあります。
結局のところ、使い分け登校(手提げかばんを持たせる場合・日もある)の可能性が出てくるのであれば、従来通りそれほど大きいランドセルは必要ないというのが当工房の見解です。
後は、みなさんも何となくご存知かと思いますが、
「製造直売」ということ、
少人数手作りの製造工房からご購入者様宅へ直接お渡しいたしますので、様々なコストが省かれ、上記の理由なども含めて、低価格を保つことができているという事です。
【関連記事】少人数手作り故のデメリットな内容を含む記事
以上、シンプルかつ、丈夫な材料を使用した低価格なランドセルをお求めのお客様は当ブログの他の記事、並びにナカノランドセル・オフィシャルホームページに、お暇な時にでも是非のぞきに来てみてください。
以上、皆様のランドセル選びの参考になりましたなら幸いです。
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◆工房よりお知らせ◆
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入学用ランドセル販売中です。
★ご入学用ランドセルの生地見本郵送できます。
※生地の切れ端なのでちと不細工ではありますが、色と生地の質感をお確かめいただくには十分かと思います。
★6年間使用済みランドセルのミニサイズ加工受付中です。
↑工房のオフィシャルページへリンク(別窓)
少人数手作りの小さなランドセル工房です。
★営業時間:12:30-18:00
★定休日:不定休
※上記時間帯でも不在の場合や臨時休業の場合あり。
※工房は基本的に年中製造しておりますので年中居りますが、
念の為ご来房前のお電話確認お勧めいたします。
【工房までのアクセス(別窓)】
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