台風18号が近づいています。

外にお散歩に行きたかつたのですが、
雨が降っているので、息子を抱っこして
玄関先から外を眺めるだけで我慢します傘

外は静かで、空はどんより、雨がしとしと。
嵐の前の静けさ、といった空気にも感じられます。

そこでふと疑問がわきました台風
わたしもわりとそうなのですが、
台風が来るとなぜかわくわくするって人、
けっこう多いと思います。
それはなぜなのでしょう?
※危険な台風にワクワクするなんて不謹慎ですが、テーマから逸れるのでとりあえずスルーしますm(_ _)m

雨を眺めながら考えてみました。しとしと。

キラキラひらめきました。キラキラ

それはきっと、
一体感が生まれるから
ではないのでしょうか?

小学生なら「学校が休みになるからだ」と答える子もいるでしょうし、大人なら「強い風に吹かれるのが気持ちいい」なんて人もいるでしょう。

しかし、台風の持つ魅力は、それだけではないはずです。学校が休みになるだけなら、普段の土日でも同じです。強い風が好きなら、船に乗って甲板に出れば良いのです。
でも、そういうことじゃないんですよね。

やはり、一体感なのです。

台風が来るとなると、どの人もみんな、
いっせいに台風に立ち向かうからなのです。

怖い先生も、この日ばかりは「気をつけて帰るんだぞ!」と心配してくれる。

クラスの子供はみんな例外なく、部活も居残りも寄り道もせずにちょっと緊張しながら家に帰る。

お母さんは家の外のものを中に入れ、外犬のジョンも今日だけは特別に室内犬。

近所のおじさんも家の外を掃除してる。

通りすがりの知らない人も、傘を両手で押さえて、風に負けないように頑張ってる。

「台風に備える」ということにおいて、みんなの心がひとつになる
これが、台風の醍醐味なのだと思うのです。

例えば、台風に備えてマンションのベランダで物干し竿を下ろしていたら、お隣さんもちょうどベランダに出てきたところだった。すると、普段はあまり話さない人でも、なんとなく声をかけたくなります。「台風ですねぇ」「お互い気をつけましょうね」。

毎日の生活では、価値観が合わなかったり、気が合わなかったり、それどころか腹が立って喧嘩したりすることも多く、お互いに通じ合えるということが、限られた人や事柄だけになってしまうことも少なくありません。

それが、台風という人類共通の敵の出現によって、台風に関してなら、みんなと分かり合えるのです。

やはり人は、心の奥底では、みんなと通じ合いたい、心をひとつにしたい、と願っていると思うのです。キラキラ

どこかで、バラバラに崩壊したクラスをまとめるためには、先生がクラス全員の敵のような存在になると良いと聞いたことがあります。共通の敵が現れると、みんな、心をひとつにして立ち向かうのだそうです。

そういえば江戸末期、外国に立ち向かうため、敵対していた諸藩は日本というひとつの国になりました。

世界の終わりの話とか、20XX年に隕石が落ちるとか、そんな話が人気なのも、共通の敵の出現により、みんなの心がひとつになることを、期待しているからなのではないでしょうか。

自分のことだけを考えるのでなく、みんなで心をひとつにすることが、どれだけ大きな力になるか、そしてどれだけ心の豊かさが生まれるか、きっと誰しもが本能で知っているのだと思います。

……なんだか台風の話からずいぶん膨らんだ気がしますがてへぺろ

台風が来なくても、いつもみんなの心がひとつで、平和な世の中になりますように流れ星

そして今やってきている台風18号の被害がありませんように流れ星