トヨタ

FJクルーザー


往年の名車ランドクルーザー40をモデルコンセプトに中型SUVの北米市場専用車種として開発され、2003年北米国際オートショーにコンセプトカーとして初めて御披露目。

ショーでの反響は凄まじいものがあり、市販を希望する声が後を絶たなかった。

2006年、満を持して北米にて販売がスタート。

北米をターゲットに開発が進められたこともあり、当初日本国内での販売は想定されなかったが、一部のコアなファンの間で逆輸入車が人気を博したため、急遽国内でも開発が始まり、2010年12月4日より国内販売が開始された。

日本市場には右ハンドル仕様の5速AT,4WD車が投入。北米仕様にあったMT車の設定は無かった。

先行でリリースされた北米市場では2014年にて最後の販売を終了。

日本市場では少し遅れて2018年1月末で生産を終了した。




ポップな見た目とは裏腹に、屈強なラダーフレーム、パートタイム4WD、リジッドアクスルのリア足などを搭載し、本物志向のオフローダーをも納得させるスペックを兼ね備えた生粋のクロカン4駆だったことに現代の車業界では衝撃が走ったのは事実。

当店の看板カーとしても活躍してくれたFJクルーザー。
海へ山へイベントへとあらゆる場所へストレスなく連れていってくれたのは間違いなく彼の功績。


FJクルーザーの登場以降、ハスラーやタフトといったレトロな雰囲気を現代に生かしたデザインの車が各社から販売されました。

カスタム業界においても現代の車をあえてレトロな雰囲気に仕立てるカスタムが大流行。

こういったネオレトロとも呼ぶべきスタイルが確立されていきました。


昨今のアウトドアブームに伴い、あらゆるメーカーのSUVが大人気となっておりますが、ことFJクルーザーにおいてはブームに左右されない本物の名車だと思っております。
今後、こんな奇抜で個性的な車がデビューすることはおおよそ考えられないとまで言い切れます。


当店の看板カーがFJクルーザーだからというわけではございませんが、今現在、FJクルーザーの購入を検討されている方がおられるのであれば、私個人の意見としては間違いなくGOだと思います。

が、リアルな話をするのであれば、デメリットももちろん多数ございます。
購入を検討されている方はデメリットも理解したうえで再度検討されることを強くオススメします。

V型6気筒4000ccという日本国内ではもて余すほどの大排気量エンジンは決して燃費の良いものではなく、個体差はございますが平均して街乗りでは7km/L程ではないでしょうか。

ほぼ垂直に反りたった窓は視界も悪く、斜め後ろ方向の視認性に関しては絶望的に悪くなっております。

また、自動車税も年間で60000円を越えるなど、維持費としてもかなり高額な車です。

さらに車体の大きさとは裏腹に室内空間は決して広いものではなく、後部座席は補助席程度に考えたほうが妥当かもしれません。

しかし、先ほどお伝えしたようにここまで個性的な車は今後2度と現れないかもしれません。
外見はキュートで中身は質実剛健。
自然災害が多くなっているここ日本においてもこんな相棒がいてくれれば心強いのは間違いありません。

個人的には本当に素敵な車だと思います。

ここまでFJクルーザーをオススメしておいて、この先のことは正直お伝えしにくいのですが・・・・。

新生児の頃より育てた当店のFJクルーザーも早8年。
実店舗がオープンする6年も前より行動を共にしてきました。

そんな彼も大型エンジンのナラシは充分に終え、身なりも所々色気付き、世に出しても恥ずかしくないくらいの成長を遂げました。

さんざんオススメしておいてなんだよ?と言われるかもしれません。

この度、当店の看板カーであるFJクルーザーは婿に出ることになりました。



ネガティブなこと、ポジティブなこと、正直、色んな理由がありすぎてここでは説明しきれませんが、彼がNOWEST CAMPを離れるのは事実です。

当店のFJクルーザーを好きだと言って下さった方、当店のFJクルーザーと一緒に写真撮影をして下さった方、本当にありがとうございます。
この度、NOWEST CAMPのFJクルーザーは巣立って行きます。
婿に行った先で再び多くの思い出を作っていってくれると信じております。

アウトドア雑貨店と関係ないのでは?なんて言われてしまうかもしれませんが、あまりにも感慨深く、ブログに書かせて頂きました。
ここまで気長に読んでいただき、ありがとうございます。

看板カーであるFJクルーザーはいなくなってしまいましたが、NOWEST CAMPは変わりません。
引き続きよろしくお願いいたします。

また、次のNOWEST CAMPの看板カーがやってきた際は、FJクルーザーのように可愛がっていただければ幸いです。