新型「スーパーカブ」11月発売 生産拠点は中国から日本へ

 

素直に嬉しいです。

 

深読みすれば

色々な事が考えられるけれど、

ここは素直に喜びます。

 

ずっとそうであるべきだと思ってきたから。

 

中国生産に踏み切ったホンダ経営陣は、

中国製の機械がどのようなもので

それが何でそうなるのか?

なぜ考えようとしなかったのか。

 

日本式の指導、管理を徹底すれば

中国で日本製と同等の品質のものが

作れる、と考えていたのかもしれません。

そんな方は一度でもいいからリスクの高い仕事で

中国製の機械、道具を使用してみてください。

 

今まで築き上げてきた信用や信頼が

一瞬で崩壊してしまうかもしれないという不安。

「あの」ホンダがユーザーをそのような気持ちにさせてしまった

この数年間。

本来スーパーカブはビジネスバイクであり、

稼ぐための道具であることを考えると

あってはならない判断だったと私は考えています。

 

金銭感覚は人によって大きく変わりますが、

車両価格が中国製と国産で10万円の差があったとしましょう。

20年も30年も毎日平気で走り続ける国産スーパーカブです。

数十年の信頼が10万円。

決して高くはないと思います。

その信頼でいくら稼がせてもらえるのでしょう。

 

なんでも仕事脳になってしまう自分の考えが

100%正しいとは思いません。

趣味の世界では真逆になることもあります。

 

しかし、

スーパーカブにまたがって日々働く人々にとって

ホンダが「必要とされている」という対価構築の原点を

忘れてはなりません。

 

本来、信頼など金で買えるものではないのです。

でもホンダは違いました。

他社より高くても我々がホンダを選ぶ理由が

わかりますか?

ホンダの汎用エンジンを高くてもわざわざセレクトする

農機会社は、コストダウンより信頼性を重視する会社です。

運用すれば間違いなく長期的に稼ぐので、

いわばホンダを選ぶのは投資とも言えるのです。

 

現行中国製スーパーカブは、胸を張って

同じ事が言えるでしょうか?

20年後にはたして価値が残っているでしょうか。

 

今回のスーパーカブ

部品すべてが国内製造とは限らないので、

信頼性に関してはわからない部分もありますが、

国内回帰に向けて社内での意見対立もあったでしょう。

尽力された方々に感謝いたします。

 

お帰り ホンダ スーパーカブ

 

エンジンの時代が終わっても

ホンダとユーザーを繋ぐのは

信頼とオリジナリティであって欲しいと願います。

 

ホンダさん軽トラはイマイチ。