素直に嬉しいです。
深読みすれば
色々な事が考えられるけれど、
ここは素直に喜びます。
ずっとそうであるべきだと思ってきたから。
中国生産に踏み切ったホンダ経営陣は、
中国製の機械がどのようなもので
それが何でそうなるのか?
なぜ考えようとしなかったのか。
日本式の指導、管理を徹底すれば
中国で日本製と同等の品質のものが
作れる、と考えていたのかもしれません。
そんな方は一度でもいいからリスクの高い仕事で
中国製の機械、道具を使用してみてください。
今まで築き上げてきた信用や信頼が
一瞬で崩壊してしまうかもしれないという不安。
「あの」ホンダがユーザーをそのような気持ちにさせてしまった
この数年間。
本来スーパーカブはビジネスバイクであり、
稼ぐための道具であることを考えると
あってはならない判断だったと私は考えています。
金銭感覚は人によって大きく変わりますが、
車両価格が中国製と国産で10万円の差があったとしましょう。
20年も30年も毎日平気で走り続ける国産スーパーカブです。
数十年の信頼が10万円。
決して高くはないと思います。
その信頼でいくら稼がせてもらえるのでしょう。
なんでも仕事脳になってしまう自分の考えが
100%正しいとは思いません。
趣味の世界では真逆になることもあります。
しかし、
スーパーカブにまたがって日々働く人々にとって
ホンダが「必要とされている」という対価構築の原点を
忘れてはなりません。
本来、信頼など金で買えるものではないのです。
でもホンダは違いました。
他社より高くても我々がホンダを選ぶ理由が
わかりますか?
ホンダの汎用エンジンを高くてもわざわざセレクトする
農機会社は、コストダウンより信頼性を重視する会社です。
運用すれば間違いなく長期的に稼ぐので、
いわばホンダを選ぶのは投資とも言えるのです。
現行中国製スーパーカブは、胸を張って
同じ事が言えるでしょうか?
20年後にはたして価値が残っているでしょうか。
今回のスーパーカブ
部品すべてが国内製造とは限らないので、
信頼性に関してはわからない部分もありますが、
国内回帰に向けて社内での意見対立もあったでしょう。
尽力された方々に感謝いたします。
お帰り ホンダ スーパーカブ
エンジンの時代が終わっても
ホンダとユーザーを繋ぐのは
信頼とオリジナリティであって欲しいと願います。
ホンダさん軽トラはイマイチ。