ロシアとは仲良くして戦争も即刻辞める、NATOもやめるような事も一時言ってたトランプですが、なんか変わりましたね。

 

当選確実の今、昨年から各国のトップと既に今後の外交について話しては色々発表してて、これはその一つ。

 

現在GDPの1%台をNATOの予算として拠出してる国がほとんどのNATO各国。これにに対し、梅爺は拠出を2%に決定したばかり。それをトランプは自分が大統領になり次第、3%にすると発表だそうです。

 

 

既にアメリカ、ポーランド、ギリシャは3%で不公平だから全加盟国一律と決めるそうです。それにそもそも欧州がプーチンに脅かされてるのであって、アメリカではないとのこと。今後ロシアの脅威に対抗するためNATO軍強化だそうです。いやいや、軍備覇権で本当に脅かされてるのはアメリカなんですけどね。

 

因みにウクライナへの支援金はこれとはまた別個だそうです。別個で更に拠出?ウクライナ戦争はロシアを疲弊させる為なので、アメリカもなるべく長引かせたいですからね(戦争屋も儲けるし)。こんな風ではロシアは話し合いに応じる訳ないですよね。

 

この3%の軍事費を拠出させる一番の目的は、欧州経済を更に疲弊させる為でしょう。と言うか、経済が崖っぷちで覇権を脅かされてるアメリカを救う為、他国の経済をアメリカ以上に疲弊させ、EUがアメリカの下に位置するようにする為の策の1つでしょう。

 

全てはアメリカの覇権を1日でも長く保つ為。。

 

アメリカの覇権が保てていたのは、ドルが基軸通貨だったからですが、今や西側以外の国では脱ドルに向けて加速中。特に中露は9割以上は自国通貨で貿易しているし、中国は国際をどんどん売って金塊に変えています(アメリカの国債を今でも買って支えてるのは、米国債保有率ダントツトップの2本だけ)。

 

BRICSはドル取引を減らし、基軸通貨ドルの基盤を揺るがす存在。BRICS台頭を恐れるトランプ/アメリカは、脱ドルの動きを見せる国々には厳しく罰すると脅しています。

 

 

「脅して従わせるが外交手段」のアメリカは、80年間それしかやってないので、他に行動ができないんですね。それはトランプになっても同じ。むしろもっとエスカレートしそう。5月1日の演説聞いてみてもそれは感じました。今や軍備もロシアに敵わないと証明されてきたので、強いフリをするだけしかできなくなってるんですが。。脅しだけで騙される政府も国民もまだ多いものです。

 

CIAのトップも中国がアメリカにとって最大の脅威であり、ウクライナ戦争はアメリカの地政学的にも経済的にも有益であると言い、台湾有事も必須であると言ってるそうで、これはトランプが大統領になっても超党で支持される方向のようです。

 

 

 

要はアメリカが中国に経済的に追い抜かれて、西側に大国の中露が距離を置き、両国がアメリカの覇権を最も脅かす存在だから、そう世論を持って行って潰したいだけなんですけどね。第二の冷戦の始まりと既に言われていて、トランプの側近となる人達(前トランプ政権の時の中国アドバイザーとか)も、前回よりも梅爺よりも更に強行に出るようです。

 

自らの政策が無茶だからアメリカはじわじわと覇権を失うとは言え、なんとかそれを遅らせようと、なりふり構わず梅爺の時より無茶を始めるんじゃないかと思われます。あらま〜