ボリス・ベレゾフスキーさんのコンサートで大ショック | ロシア大好き

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高校生の時からの憧れの国、ロシア。
ついに、ロシアで生活を始めました。
よろしくお願いします。

ショックが大きすぎて、なかなか書けなかったことを

うるう年の2月29日に書くことにした。

 

2か月以上前の話。

 

ボリス・ベレゾフスキーさんの

ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を

生で聴いてみたいとずっと思っていた。

 

なぜなら、ベレゾフスキーさんは、

ラフマニノフが好きだから、

どんな演奏になるか非常に楽しみであった。

 

また、今まで、ベレゾフスキーさんが

ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を練習しているのは、

何度も聴いていたから、

本番を聴いてみたかった。

 

そして、友達がモスクワに来る時期に、

ちょうどベレゾフスキーさんの

ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番のコンサートがあることが分かった。

その友達は、ベレゾフスキーさんのピアノを尊敬し、

「ベレゾフスキー様」と呼ぶほど、

熱心なファンである。

 

オーケストラが、若者の交響楽団ということで、

ロシアで有名な楽団でないのが気がかりだったが、

ベレゾフスキーさんは後進を育てるためにも、

若者と積極的に共演するのだなあと思い、

行くことにした。

 

 

このコンサートの当日の朝、友達からメールが来て、
指揮者が変更になったことを知った。
 
ソリストの変更でなくてよかったと思った。
 
会場についてすぐに、
指揮者変更のお知らせが掲示されていた。
 
その後、プログラムのところも見て、
私が早とちりをして、
ピアノ協奏曲もラフマニノフからチャイコフスキーに変更になってしまったと思ってしまった。
 
気分は、ラフマニノフで来たから、
チャイコフスキーと勘違いし、
一気にテンションが下がった。
 
コンサートが始まり、
まずは、オーケストラだけで
くるみ割り人形から数曲演奏された。
 
ステージには、楽団員全員がのっているのか、
人数がやたらと多い。
 
そして、音が大きすぎる。
 
そして、あちこちで変な音が鳴っている。
 
前日に、フェドセーエフさん指揮の
チャイコフスキーの名の交響楽団の演奏を聴いたばかりだから、
オーケストラのレヴェルは雲泥の差だと思った。
 
2曲目は、ベレゾフスキーさんのピアノ協奏曲。
 
アナウンスは、ラフマニノフの協奏曲と言ったが、
弾きだすまではどうなるか分からないのがロシア。
 
ベレゾフスキーさんと指揮者が出てきたが、
指揮者は楽譜を床に置いた。
 
楽譜をセットする裏方がセットし忘れたらしい。
 
そのため、指揮者は舞台袖に一度帰ることになった。
 
場つなぎ的に、ベレゾフスキーさんは何か弾くのかな?と思ったら、
やはり弾き始めた。
 
しかし、別の曲ではなく、
ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を弾き始めた。
 
ピアノだけで始まるから、それができてしまったのだが、
指揮者が戻ってきたら、しきりなおすかと思いきや、
そのままオーケストラも始めてしまった。
 
私としては、出だしをどのように入るのかが興味があったため、
このような始まりになり、
非常にがっくりした。
 
弾き始めてからも、「あれ?」と思うことがあった。
私は練習しているのをよく聞いていたせいか、
気持ちというか、
演奏への情熱というかが足りない気がした。
 
なんだか、ただ音がなっているだけのように聴こえてしまった。
 
それは、オーケストラの人数が大きすぎて、
伴奏であるはずのオーケストラの音が大きすぎて、
ピアノの音が聞こえてこないということも影響したと思う。
 
完全に、指揮者の耳が悪いと思った。
 
楽団を多くのせたのであれば、
音をもっとコントロールするべきだし、
コントロールできないのであれば、
楽団員を選抜して人数を減らすべきだと思った。
 
そして、くるみ割り人形のときもかなり音がバラバラしていて、
外れるしで悲惨なオーケストラだったため、
私よりもずっと耳がいいベレゾフスキーさんは、
このオーケストラと共演することに耐えられなかったのだろう。
 
そこへきて、楽譜が準備できないというアクシデントがあり、
我慢の限界であった可能性が高い。
(これは、私の推測)
 
また、ベレゾフスキーさんが、
ここは少し遅くしたいとか、
ためたいと思うようなところも
指揮者と楽団は関係なく、
速いテンポでいってしまうため、
合わせるのは大変だったと思った。
 
むしろ、ベレゾフスキーさんほどの
ラフマニノフのピアノ協奏曲弾きだからこそ、
止まらずに成立したかなあと思った。
 
経験の浅い別のソリストだったら、
もっと恐ろしいことになっていたと思う。
 
ベレゾフスキー様と呼んでいる友達も
ロシアで演奏を聴いてみたいと楽しみにしてきたため、
この演奏は本当にがっかりしたみたい。
 
友達の旦那さんは、音楽は全く分からない人だが、
それでも、この演奏はよくなかったと思ったらしい。
 

休憩で帰ろうかなと思ったくらいだったが、

第2部の白鳥の湖も聴いた。

 

若者の交響楽団は、一生懸命演奏していたが、

吹奏楽みたいに音が大きいだけだった。

 

前日に聞いた演奏は、ソビエトの教育を受けた人たちが多いが、

30歳以下の若者の交響楽団は、

ロシアの教育を受けた人たちばかり。

 

2日連続で聴いたオーケストラから、

ロシアの音楽教育は今後危険だと思った。

 

若者の交響楽団が

数10年後に成長するとは思えないため、

今後、芸術大国で無くなる気がした。

 

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