N side

























シャワーをしながら、また繋がって

後ろから 突 き 上げられる衝動に

身も心も震えた。





先生の濡れた髪。

切なく見つめられると、

もう、それだけで…





倒れそうになり、後ろ手に引っ張られて

また、穿 たれる。





仰け反る背 中に キ スをされ

また、痛みと共に先生の証を付けられた。

















風呂上がり、ベッドを背に座っていると

先生がご飯の準備をしてくれた。



昼もとっくに過ぎた時間。





レンジで温めたり、

お皿に盛り付けたり、

忙しく動いてくれている。






オレは…ちょっと腰が怠くて

申し訳ないけど先生に全てをお願いした。





『休んでろ。無理させて…ごめん』





そう言ってくれた先生は

いつものように眉毛を八の字に下げた笑顔で

オレの頭を数回…ポンポンと撫でてくれた。




それだけで、心に充足感が広がり

胸がジーンと暖かくなった。









テーブルに運んできてくれたおかずは、あるものは皿からはみ出てたり、盛り付け方もちょっとした男らしさを感じて、また少し、先生を好きになる。







「カズの口に合うかな。」

「美味しいです。全部。先生のお母さん、お料理上手なんですね。」

「ふっ。そっか、良かった。」







口元を上げて微笑んでくれる先生。





やっぱり、好きです。







先生が、もう、オレを信じてくれなくても、
オレは先生の事が好き。









先生から信頼を回復するには

どうしたら良いんだろう。









「どうした?腰…辛いか?」

「あ…いえ、美味しくて次何食べようか迷ってただけです」

「ふっ。…嘘つくなよ……」







オレの隣に手をついて体を傾けた先生が

そっと、唇を重ねてくれた。







「…しょっぱい」

「や。だって、今、これ食べてたから」

「だな。…しょっぱいカズごと、食っちまうか。」

「んっ…」







唇 を 舐 められただけで 痺 れる。

もう…疼 く。







もう、口元だけで感情を行き来させ

お互いの気持ちを確認し合う。







「先生…好きです。先生だけ…」

「ありがとな…」







言葉で答えてくれない代わりに

唇 で答えをくれる。







先生からまた『好きだよ』って声を聞きたい。でも、今は…きっと、まだダメなんだよね。







オレ…頑張るから。

先生の笑顔を見れたから、もっと頑張れる。
この気持ちを、もっと伝えたいよ。















先生が食器を洗ってる間に、

数学のプリントを解いた。



本当は学校でやりたいんだけど

それはきっと、先生を困らせるのかなって。







オレばかり先生の教室に行ってたら、

他の生徒に示しが付かないもんね。









先生は、自分用のラテとオレ用のオレンジジュースを持って来て隣に座ってくれた。







「解けるか?」

「ん。ちょっとここが…」

「これか…まずは、式から作ってみろよ」







本当は解けるんだけど

わからないフリをした。





いいよね、それ位。







オレのシャーペンを持つ

先生の長い指に、目が奪われる。







「…だから、…カズ…聞いてたか?」

「っえ。…あ……聞いてませんでした。」

「お前なー。エロいことばっか考えてんじゃねーぞ。」

「やっ。違います。そんな事ないのにっ」







ちゅっ。とキ スをされた。







「エ ロいのは、俺かな…」

「……っ」

「え?お前…なんで、また泣いてんの」

「泣いてない…」









鼻の奥がツンとして、

つい、横を向いてしまった。







少しずつ距離を縮められるようにって

頑張ろうって思ってたから



先生からのこんな不意打ちは

オレにはすごく嬉しくて







ちょっと、胸が熱くなった。









ぎゃわいい〜っ!(*´д`*)ハァハァ
ぺろぺろしたいっ! 
ぺろぺろしたいーっ!!щ(゚Д゚щ)




2017.5.4