この頃、とは言ってもつい最近始めたばかりのことではありますが…
映画を観る時に つい家から近い新宿、渋谷、池袋あたりの映画館に行くことが多く それが当たり前のようになっていた私たちですが、先日 なかなかとれそうにない「君の名は」を次女からのアドバイスもあり 木場の映画館へ行ってみたのがキッカケで映画館は新宿、渋谷、池袋ばかりではない!と今更ながら思ったものです。
その上、行ったことのない駅に降り立つ楽しみ、映画館周辺を歩く楽しみ、町並みを見る楽しみ、変わった食べ物があったら 試して見る楽しみ…など、多くのオマケがついてくるのです。
そんな訳で、私たちの休日の過ごし方に もう一つ 「映画館歩き」が加わりました。
昨日は豊島園駅、徒歩1分のユナイテッドシネマックスに行ってきました。
他にも勿論あるのでしょうが、まずはスクリーンの大きさに圧倒されました。
音響効果の素晴らしさにも…
この映画館で観た「ハドソン川の奇跡」は まさに大スクリーンだからこそ ハドソン川が如何に大河であるか、ニューヨークが どんな大都会かが リアルに分かり…そして着水場面の危機迫る映像…全てに於いて その臨場感は 私が体験した映画館の何処よりも大きなものでした。少し三半規管が弱い私なので、大音響とあまりにリアルな映像で目眩がしたり酔いそうになったりしましたがそこまで凄い映画館であり映画だったのです。
ニューヨーク上空を飛んでいた旅客機のエンジンが鳥の群れの衝突によって停止してしまい、ハドソン川に緊急着水し、一人の犠牲者も出さずに救出できたという 7年前大きな話題となった実話を基に クリント・イーストウッド監督が作り上げた作品です。
ミリオンダラーベイビーやグラン・トリノなど この監督の映画は とても好きですが…
今回のように実話に基づいた作品…(遠い日本の私たちが知らなかった、例えば 機長の家族の物語や乗客から垣間見られるちょっとした日常の物語、国家運輸安全委員会での厳しい調査、その調査によって追い詰められる機長の精神的苦痛、副操縦の苦痛…家族、同僚…のそれぞれの小さな物語が 幾つも重なり 一つのヒューマンドラマとしてまとめ上げられた映画)は 私にとって とても新鮮に感じられました。
ある新聞に載っていた監督のインタビュー記事に…
「経験はどんな仕事でも大事だ。情熱を失ったら経験も意味をなさなくなる…」
と出ていました。
本当に そう思います…情熱を失わないようにしよう…密かに自問自答しているところです。
良い映画を 東京のいろいろな映画館へ行って 観てみるという楽しみ…次回はいつになることやら…