久しぶりに休みを取れたと思ったら 午前中に仕事が入り 午後に会うことになった娘が 今日しかないと思ったのか…預かっていた可愛らしい自転車に乗って隣町へ帰っていきました。せっかくの休日だということで しかも お互いに一人だったため 夜には これまた久しぶりの外食。
   近所の美容師さんから教えてもらったビストロ…熟成肉が美味しいとテレビでも話題のお店だそうで 予約もせずに行ったのに 運良く入ることができて娘ともども幸せなひとときを過ごせました。

   熟成肉の炭火焼きはとても美味で 多分 普通の生肉より 深みのある味わい…あまり普段 肉を食べなくなった私たちにも 選んだ肉が脂身の少ないものだったため サッパリしているのに コクのある旨味で これなら もっといけそう!と思ったくらいです。デザートを食べたかったので お肉はそれだけでストップしました。

   甘い物大好き人間としては やはりデザートが食べたいと思うのは 当然のことで…二人でそれぞれ別なものを取り半分ずつ分けて食べようということになりました。ひとつは コアントローのブリュレ、もうひとつはパリ・ブレストというものを選んでみました。いろいろなパリ・ブレストのバージョンがあるらしいのですが、今夜のそれは イチゴとナッツが挟んであり イチゴの酸味とナッツの香ばしさにリングシューのフワッとした優しい歯触りと甘すぎない生クリームとの絶妙なバランスが…コアントローのブリュレも もちろん美味しかったのですが…パリ・ブレストは今夜のハイライトでした。
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    パリ・ブレストの名前の由来が とても素敵で…1891年の初めて開催されたパリ郊外とブルターニュ地方の港町、ブレストの間を走る自転車レース(パリ・ブレスト・パリ)を記念して作られたお菓子で 車輪の形を模してシュー皮を作り シューとシューの間に生クリームやカスタードや いろいろなアレンジしたものがあるけれど そういうものを挟み込んだ ものなのです。

   久しぶりの甘いもの好きの二人の夕食のフィナーレにふさわしいデザートでした。