持ち帰った3年連用家計簿を 休憩時間に少しずつ 整理していこうと ページを開けてみたところ…夕食のメニューが記されていて興味深い…というか どうして和食が多いのか?と 不思議な気持ちです。
そう言えば まだ元気だった頃の母が 日本食品を船便で送ってくれたり、当時 日本食品が買える店として お世話になった「kyôko」という店のおかげで 一日一回は和食風の食事を作っていたのだと おぼろげに思い出しました。
多分 お米はカリフォルニア米かタイ米かで 日本米に近い炊き方をして食べていたのだと思います。
お醤油という調味料は どんな食材でも和風にしてしまうから外国に長く住む場合は絶対必要な物だと思います。
メニューの中にオントルコートの醤油味ステーキ…とかメルラン(たら)のバター醤油焼き…とか、シャンピニオンドパリの醤油和え…とか…実に多くのメニューに醤油が使われている事に半ば呆れながらも 外国に住むと 日本人である事を強く意識してしまうことを 今だからこそ客観的に考えることができます。

   ある日のメニューから
☆魚卵と春雨の煮付け
☆茹でブロッコリーのサラダ
☆鶏肉の胡麻醤油焼き
☆白菜と油揚げの味噌汁
☆ご飯
どう考えても 日本にいる時と変わらないどころか 日本以上に日本食を作っているではありませんか!

   過ぎ去った日のことを ああだこうだ言っても どうすることもできませんが、日本の3倍はする日本食品を買えたのも 1フラン約40円弱の時代から住み始め、翌年 1フラン約29円弱、その次の年も1フラン約27円弱…と 私たち学生家族がフランスに住むには ありがたい円高だったのです。
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   学生アパートの1畳にも満たないキッチンコーナーで 毎日 料理を作りました。

   何故か おままごとのように楽しい時間でした…