あし・こし・あたま | みちえ鍼灸院のブログ

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看護師でリンパ浮腫指導技能者の資格を持つ鍼灸師が鍼灸院を開院いたしました。鍼灸治療に加え、リンパ浮腫治療も行えます。

どうせ長生きするなら健康がいい

 

 ”ピンピンコロリと逝きたい”という言葉をよく耳にしますが、コロリと逝くためには、ピンピンがないと”ピンピンコロリ”は成立しないのではないかと思っています。

 

 今現在の時点で私が考えている“ピンピンコロリ”の秘訣は、「あし・こし・あたま」にあると考えています。脚・腰を鍛えて、認知症を予防する生活を心掛けることで、健康寿命を延ばし”ピンピンコロリ”で人生を全うするというものです。

 

 私の母親は、80歳ですが、骨年齢が40歳代後半という強骨の持ち主です。もちろん、聴力・視力も問題なくピンピンしています。どうしてそんなに元気なのか?いつも不思議に思っていました。

 

母の今現在の日常生活にヒントがあるのではないかと思うので、健康の秘訣を覗いてみました。

 

午前中は、毎日2時間のスーパー巡り。かかとを上に挙げてストンと落とすことを100回、ゆっくりおろすことを100回、腕も一緒に上にあげたりおろしたりして10分かけて行う。食事の1日の割合は4:4:2くらいで、野菜・魚・すりごま・納豆・豆腐などが中心です。朝5時頃に起きて、夜は8時頃には寝るそうです。あとは、自分で脚や腕にせんせんねん灸を毎日据えていて、私が月2回鍼灸治療をしています。昼寝はほとんどしませんが、ウトウトすることはあるようです。

 

母の運動を私も実践してみました。かかとをストンと落としたりゆっくり落としたり(腕の上げ下ろしも一緒に)すると、ふくらはぎが筋肉痛のような感じになり、少し汗ばんできました。これは筋肉を鍛えるのと、骨密度を上げるほか、循環血液量の増加により心肺機能を高めているのが実感できます。慣れないうちは少しづつから始めて増やしていくのがよさそうです。

 

ウトウトすることですが、最新の研究では、ウトウトしたり30分以内の仮眠は認知症の予防になることがわかってきました。また、仮眠中の脳波と瞑想中の脳波が同じθ波であることも解ってきました。鍼灸治療は、もちろん免疫力アップです。

 

そこで、母の日常生活をヒントに健康で長生きするための、方法を考えてみました。

毎日の習慣にすると困難ではなくなります。簡単な運動で健康を維持しましょう。

 

 

 

あし・こし・あたま

 

どうせ長生きするなら健康がいい~

足・腰をきたえ、認知力・免疫力を高める方法

 

人間は遺伝子で120歳まで生きることが科学で解明されている。そして、どんどん平均寿命が延び2016年の統計では男性81,0歳、女性87,1歳となっている。100歳を超えて生きることが当たり前の時代がすでに来ていると言えます。どうせ長生きするなら健康で楽しく長生きしたいものです。身体が健康なだけではなく、精神活動も社会生活も健康でなければ楽しくありません。自分の寿命が100歳を超えることを自覚して生きることが大切です。筋肉や骨は年齢に関係なく丈夫にすることができます。

 

足・腰をきたえ、骨を強くする

  ・散歩

    毎日の散歩は筋肉だけでなく、心臓や肺などの内臓を鍛えることもできます。スーパーに寄って値段を見て、ホームセンターを回ったりするのも散歩のうちとする。少しずつから始めて、1日2時間は散歩します。雨の日は無理に出ないで中止にします。週に1・2回は休んでもOKです。

・ラジオ体操

  ラジオ体操は、全身の筋肉運動が入っている万能の体操です。1日1回から始めて、無理のない程度で1日3回を目指します。

  ・かかと落とし(かかとを上げてストンと落とす)

    かかと落としは、骨粗鬆症の改善のために行います。骨密度が上がり、骨を強くし、骨折を予防します。1回30回を行い少しづつ増やしていきます。

脳(海馬)を休ませて認知症を予防する

  ・目を閉じてゆっくり呼吸する(瞑想)

    目を閉じて、何も考えずに、胸やお腹の動きを意識しながら、ゆっくり呼吸することで脳の中にある記憶に関係する海馬を休ませることが出来ます。脳を休憩させることで、軽い認知症やうつ病が改善することがわかってきました。1日1回20分。(仮眠30分以内でもOKとする)

鍼灸で自律神経を整え免疫力をたかめる

  ・鍼灸治療を受ける

    毎日ご自身で“せんねん灸”などを据えて、毎月1回の鍼灸治療を受けます。鍼灸は自律神経を整えて、免疫力を上げることができます。

 
         皆さんも試してみてください