特許庁が平成30年度の特許庁産業財産権制度問題調査研究のテーマ一覧とその報告書を公表しました。

 

営業秘密、ベンチャー、標準化など流行のテーマの他、知財人材育成、農水、ゲノムなども採り上げられています。

 

https://www.jpo.go.jp/resources/report/sonota/zaisanken-seidomondai.html

平成31年4月 特許庁企画調査課

本調査研究は、知的財産創造物の保護の現状把握及びその在り方等について、専門家を交えた研究委員会を開催する等して、産業財産権法のみならず隣接法領域を含む広い視点から分析・研究を行うことにより、産業財産権制度の国際的調和及び適切な権利保護を図る上での必要事項について、調査研究を行うことを目的としております。

平成30年度までに実施した当該事業において取りまとめられた報告書を公表いたします。

平成30年度研究テーマ一覧

(1)商標権取得による効果及び商標制度の活用に関する調査研究

商標制度の活用方法や具体的な活用事例等について、特に商標権取得による効果や制度ユーザーの多様性の観点から明らかにするととともに、商標制度活用事例集としてとりまとめ、今後の商標関連施策を検討・遂行するための基礎資料とすることを目的として、本調査を実施した。

(2)中等教育段階における知財創造教育の推進に資する教材に関する調査研究

中学校教育の「技術・家庭科」において、知財創造教育の推進に資する教材の調査を行うことを目的として、本調査を実施した。

(3)特許庁の審判等における営業秘密の保護に関する調査研究

審判手続等において営業秘密の申出がなされた際の特許庁の的確な運用について検討するために必要となる基礎資料を作成することを目的として、本調査を実施した。

(4)ベンチャー企業が適切に評価されるための知財支援の在り方に関する調査研究

ベンチャー企業に投資を行う投資家に向けて、知的財産の評価・支援の落とし穴とその対策をまとめた手引きを取りまとめ、ベンチャー企業が保有する知財が適切に評価されるための知財支援の在り方を検討する際の基礎資料を作成することを目的として、本調査を実施した。

(5)小中高等学校において知財創造教育を実施できる人材の養成に必要なテキストに関する調査研究

小中高等学校において知財創造教育を実施できる人材の育成に必要な汎用性の高いテキスト(教材・指導案を含む)に関する調査を行うことを目的として、本調査を実施した。

(6)大学の知的財産権制度活用の現状と研究者の知財意識に関する調査研究

大学や研究者の知財意識と産学連携を行うための知財マネジメント体制の課題を整理し、大学が自発的に知財意識を啓発し、積極的に知財活用できるようにするための施策立案の基礎資料とすることを目的として、本調査を実施した。

(7)農林水産分野における弁理士の役割等に関する調査研究

農水関連業務における弁理士の活用の可能性を検討するため、弁理士に対する農水関連業務のニーズ、課題、課題を解決し得る手段等を調査・分析することにより、今後の制度の在り方を検討するための基礎資料を作成することを目的として、本調査を実施した。

(8)企業規模や産業分野ごとの知財活用を記載した経営デザインシートの在り方とその活用の促進に関する調査研究

企業規模や産業分野ごとの経営デザインシートの在り方やその活用を促進するための基礎資料を作成することを目的として、本調査を実施した。

(9)宇宙分野における知財戦略の策定に向けた、研究機関や国の委託研究による発明の保護の在り方に関する調査研究

宇宙空間における特許権の有効性等、宇宙産業特有の特許戦略の実態を分析し、宇宙スタートアップ向けに特許戦略の留意点やオープン&クローズ戦略を含めた形で取りまとめるとともに、我が国の宇宙分野の知財戦略の策定に資する基礎資料の作成を目的として、本調査を実施した。

(10)標準必須特許を巡る紛争の解決実態に関する調査研究

標準必須特許を巡る紛争に関する最新の各国の裁判例、公的機関の見解、論文を収集・整理し、公表することで、紛争を未然に防ぐこと、若しくはその早期解決を図ることを目的として、本調査を実施した。

(11)ゲノム医療分野における知財戦略の策定に向けた知財の保護と利用の在り方に関する調査研究

我が国及び諸外国のゲノム情報又は関連する分野の公的機関のプロジェクト又は民間における知財保護・活用の状況を調査し、ゲノム医療関連技術の特許等の知財動向の調査を通じて、関連技術のどのような知財保護と活用が行われているのかを明らかにすることで、ゲノム医療分野の知財戦略・知財体制の今後目指すべき方向性を検討するための基礎資料を作成することを目的として、本調査を実施した。