先日、昨年の米国特許取得数のランキングが発表され、IBMが26年連続トップになったという報道がありました。

これに関連して、世界各国のにある20以上の特許事務所にわたって一連の関連特許を所有しているランキングが発表されました。

 

ランキングの定義が今一つ明確ではないのですが、サムスン電子が1位、キヤノンが2位、IBMは3位とのことです。

米国特許ランキングで10位以内であったアップルとTSMCは36位、38位とそれほど振るわない順位です。

 

逆に、このランキングでは、富士通、富士フイルム、日立、東芝といった、米国特許ランキング20位から漏れた日本企業が20位以内に入っています。

キヤノンの他、パナソニック、ソニーも、米国特許ランキング比で順位を上げています。

 

米国特許ランキングでは、当然米国企業の登録数が多くなりますので、企業の競争力実態に近いのは、こちらのランキングかもしれません。

このところ、日本企業の競争力や知財制度が米国、中国に比べて劣っているという報道が目立ちますが、特許情報を見る限り、少々異なるようにも思えます。

http://eetimes.jp/ee/articles/1901/22/news056.html

 2018年、米国全体での特許取得件数が減少する中、同国で最も多くの特許を取得したのはIBMだった。一方、新たに発表された特許保有件数の世界ランキングでは、Samsung Electronicsが群を抜いてトップとなった。

 IFI CLAIMS Patent Services(以下、IFI)がまとめたデータによると、米国では2018年に30万8853件の特許が交付された。特許取得件数が史上最高値となった2017年と比べ、3.5%減少した。IFIは、「Top 50 List」を発表する中で、米国出願特許の数が2018年に増加したことから、交付数は2019年に再び上昇するという予測を示した。

 

 IFIは今回、世界各国にある20社以上の特許事務所にわたって一連の関連特許を所有している企業をまとめた「Ultimate Patent Ownership」というランキングも新たに発表した。このランキングを制したのはSamsung(6万1608件)で、2位のキヤノン(3万4905件)に大きく差をつける形で首位に立った。3位には、2位とわずかな差でIBMがランクインしている。IntelとQualcommはそれぞれ10位と11位。AppleやTSMCに至っては36位、38位とかなり落ちる。

 ライセンス供与という領域はいわば「数争い」になるのが常であるが、この新たなランキングは、IP(Intellectual Property)市場に関する得難い洞察をもたらすものだといえる。