もう金曜日になってしまいましたが、今週の週刊東洋経済は官僚の特集で、興味深いものでした。

自分自身、公務員になりたいとは思わないし、自営業で365日、仕事のことを考えている立場からすれば、ぬるま湯に見えてしまう世界です。

 

 

キャリア官僚とは言っても、課長より上の局審議官、部長クラスにならなければ、給料はそれほど高くないこと、入省5年は下積みで、20年経ってようやく裁量権のある課長になれるなど、官僚の魅力とは何だろうと考えさせられる記事でした。

 

官僚が国を動かせると言っても、最近は政治主導で議員の力が強くなっており(本来の姿かもしれませんが)、定年延長で局長や次官になるのも遅くなった、では三重苦です。

 

国会対応の待機など、無駄な残業も多いようです。

その結果、東大生など、優秀な学生は起業やコンサルファームに流れているそうです。

無理もない話です。

 

ただ、最近になって官僚の質が落ちたのかというと、必ずしもそうではないように感じます。

最近の財務官僚幹部不祥事や、元経産官僚が書く知財の記事が的外れなのを見ればわかる通り、元々官僚はぺーパーテストが得意で事務処理能力の高い人達ですが、それほど優秀な訳ではないと感じています。

 

むしろ官僚から飛び出して、議員になったり、民間や大学に転じた方のほうが、個性は強いですが、優秀な方が多いのではないでしょうか。

 

それから、コンサルや役所など実業から離れた仕事ばかりしていると、世の中や常識に疎くなる傾向があります。

コンサルタントのアドバイスは多くが机上の空論で、腹落ちせず、聞くに堪えない提案も少なくありません。

 

今はコンサルやITベンチャーが花形のように思われていますが、ブームはいずれしぼみます。商社や製造業など実業を経験したほうが、長い目で見れば役に立つと思っています。

 

【第1特集】官僚の掟(おきて)
没落する忖度(そんたく)エリートの悲哀
年収1000万円超えは40代から 官僚は“おいしい"職業なのか
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明らかになった官民ファンド投資の実態
OBの提言│朝比奈一郎●青山社中筆頭代表/柴山和久●ウェルスナビCEO
若手官僚座談会 本音で語るカネ、転職、働き方