6/29(金)開催の「模擬国際仲裁-5G時代のSEP紛争の早期解決に向けて-」について、シンポジウム詳細が公表されました。

 

標準必須特許等、特許権が交錯する時代を迎え、仲裁の重要性が高まっているのは間違いないと思います。

 

ただし、日本では知財の仲裁があまり活用されていない現実があります。今後、どう変わってゆくのか、見極めが必要と感じます。

 

http://www.mock-ip-int-arbitration.go.jp/

背景

 国際規格の実施に必要な標準必須特許(SEP: Standard Essential Patent)を巡る紛争は、規格が実施される複数国で多数の権利を対象に同時に発生します。こうした国際的な紛争を解決するために当事者が各国の裁判所で争うことになれば、紛争解決までに長期間を要し、多額の費用がかかります。
 他方、調停や仲裁といった裁判外紛争解決手続(ADR: Alternative Dispute Resolution)は、複数国における多数の権利を巡る紛争を一括して解決することが可能です。特に仲裁については、ニューヨーク条約によって国際的な強制執行が可能ですので、国際的な紛争の迅速かつ実効的な解決が見込めます。
 そこで特許庁では、SEPを巡る紛争を国際仲裁で解決するという可能性と、知財紛争解決の分野で著名な仲裁人がその手続を東京で行うという選択肢を示すため、模擬国際仲裁を東京で開催することにしました。
 本模擬国際仲裁では、Randall R. Rader元連邦巡回控訴裁判所(CAFC)首席判事をはじめとする各国の知財紛争解決の第一人者を仲裁人として迎え、5G(第5世代移動通信システム)時代を想定した模擬国際仲裁を実演することにより、国際仲裁がSEPを巡る紛争をどのように解決し得るのか、といった点を具体的に示します。
 多数の皆様の御参加をお待ちしております。

開催概要

日時 2018年6月29日(金)9:00-18:00(予定)
会場 東京大学 安田講堂(東京都文京区本郷7-3-1)
登壇者 模擬仲裁人 ・Randall R. Rader 元米国連邦巡回控訴裁判所(CAFC) 首席判事
・Robin Jacob 元英国控訴院 判事
・設樂 隆一 元知的財産高等裁判所 所長
・Klaus Bacher ドイツ連邦通常裁判所第10民事部 部総括代理判事
・Seong-Soo Park 元韓国水原地方法院 部長判事
・Xiuping Ou 元中国広東省高裁 副廷長
代理人 (権利者側)
・Jeffrey A. Lamken モロラムケン法律事務所 弁護士
・Steven F. Molo モロラムケン法律事務所 弁護士
・Ben Quarmby モロラムケン法律事務所 弁護士
・Rayiner Hashem モロラムケン法律事務所 弁護士
・Ben Christoff レーダーグループ 特許弁護士
・Teresa M. Summers サマーズ・ロウ・グループ 弁護士
(実施者側)
・片山 英二 阿部・井窪・片山法律事務所 弁護士・弁理士
・加藤 志麻子 阿部・井窪・片山法律事務所 弁理士
・黒田 薫 阿部・井窪・片山法律事務所 弁護士・弁理士
・岡田 淳 森・濱田松本法律事務所 弁護士
・James Allsop ハーバート・スミス・フリーヒルズ外国法事務弁護士事務所 弁護士
・本間 洋輔 ハーバート・スミス・フリーヒルズ外国法事務弁護士事務所 弁護士
専門家証人 (技術専門家)
・John Whealan ジョージワシントン大学 法学部長
・相田 義明 弁理士
(経済専門家)
・Richard Eichmann NERA ディレクター
・James Malackowski オーシャントモ 会長兼CEO
事例説明者 ・玉井 克哉 東京大学先端科学技術研究センター 教授
ナレーター ・関戸 麦 森・濱田松本法律事務所 弁護士
開催言語 英語(日英同時通訳付)
参加費 無料
主催 特許庁
後援 法務省(予定)
定員 600名(要事前登録)