昨日は政策研究大学院大学で開催されたSmipsで、AIの権利は誰のもの」という講演を聞いてきました。講師はAIを使た数値モデル専門家の方でした。

 

 

その前に時間があったので、近くのMercedes meに寄り、最新のS450を試乗してみました。左ハンドルでした。

直6エンジン、48Vバッテリー、モータを積んだ最新の電動化車両です。

 

いわゆるマイルドブリッドですが、3L直列6気筒エンジンに電動スーパーチャージャーとターボチャージャーを組み合わせ、低振動、低騒音、省燃費を実現しています。

 

4L V8エンジンを搭載する、S560よりも静粛性が高いのではないでしょうか。

 

昨年は電動化車両=電気自動車という誤解が蔓延しました。

トヨタはハイブリッドで世界初、世界一ですが、電動化で出遅れたというネガキャンもありました。

 

マスコミは意図的に日本を貶めているのか、わかりませんが、マスコミ人の多くは勉強不足、基礎学力不足と断言できます。知的財産法やAIについても、間違った報道が溢れています。

 

電気自動車の時代はしばらく来ません。今後はS450のようなマイルドハイブリッド、通常のハイブリッド車、充電可能なプラグインハイブリッド車が、主力となります。

 

http://autoc-one.jp/mercedes-benz/s-class/newmodel-5001552/

このところ存在感が薄くなっていたドイツの雄であるメルセデス・ベンツながら、久々に手応えのある骨太の技術を複数発表してきた。

なかでも「おおっ!」と引き込まれるのは、久し振りの直列6気筒エンジンに「ISG」(Integrated Starter-Generator:スターター兼ジェネレーター)という48Vの電装システムを組み合わせて来たこと。以下、解説したい。

まず、新開発された直列6気筒エンジン「M256」型について解説しよう。

前後方向に長い直列6気筒エンジンは、衝突安全性を確保しにくいということで(クラッシャブルゾーンを確保しにくくなる)ここ最近は急速に姿を消している。しかし電動化の進行により、エンジン前方のベルト駆動システムなど不要になり、全長を短くすることが可能になった。新しい直列6気筒エンジンの前後長はV型6気筒と大差ないというから驚く。

さらにV型6気筒よりエンジンの幅を狭く出来るため、エンジンルームを有効に使えるようになるというメリットも出てくる。

 

もう一つの「スゴイね!」が48Vの電装システムを採用してきたこと。

60V以上だと感電に対する厳しい乗員保護設計をしなければならず、コスト高と重量増を招く。48Vなら普通の電装システムでOKなだけでなく、ハイブリッドシステムを稼働させられるだけのパワーも出せる。

実際、新型S450はエンジン直後に22馬力のモーター/発電機を搭載。アイドリングストップからの再始動や、加速時のパワーアシスト、回生などに使う。簡易型ハイブリッドながら、電池容量も1kWhとトヨタアクアなど本格的なハイブリッドより大きいリチウム電池を搭載してきた。これだけ大容量の電池を搭載していれば、パワーアシストや回生の効率を大幅に改善出来ることだろう。

 

https://carview.yahoo.co.jp/news/market/20180311-10292785-carview/

ベンツS450に搭載される直列6気筒エンジン。長さはV6と同等に収められている

まず、ベンツの新しい直6エンジンの特徴、大きなキーワードは「電動化」である。具体的にはエアコンやウォーターポンプなどの電動化により補器の駆動ベルトが不要となり(この点は後述する小型化にも貢献)、特に欧州車では今や当たり前となった過給機もターボに加え、電動式のスーパーチャージャーも備える。

さらにS450はIGSと呼ばれる小型モーター(約22馬力、25.5kgm)と約1kWhのリチウムイオン電池から構成される比較的簡易なハイブリッドとなっている。S450日本仕様の燃費はまだ公表されていないが、ハイブリッド化による燃費の向上に加え、モーターのアシストと電動スーパーチャージャーの装着で、特に低速域ではV8エンジンを思わせるような太いトルク感を実現していると思われる。