クラリベイト・アナリティクス(旧トムソン・ロイター)が、Top 100 グローバル・イノベーター 2017を発表しました。

 

特許のグローバル性や引用・被引用情報を中心に解析したためと思いますが、トヨタ自動車、本田技研工業、小松製作所、サムスン、アップル、ボーイング、マイクロソフトなど世界の一流企業が並んでいます。その結果、Top100を見ても、あまり新味のないものとなっています。

 

なお、富士電機、日亜化学工業、鴻海、フェイスブック、モレックス、ウェスタンデジタルの6社は初受賞とのことです。富士電機と日亜化学は歴史のある会社でやや以外でした。

 

https://clarivate.jp/news-releases/2017-top-100

世界で最も革新的な企業・研究機関100社を選出する「Top 100 グローバル・イノベーター 2017」発

~ 39社の日本企業が受賞し、米国を抜き再び世界最多に ~
~ アジアがグローバル・イノベーションの先進地域としての地位を獲得 ~

2018年1月25日

世界的な情報サービス企業であるクラリベイト・アナリティクス(本社:米国フィラデルフィア、日本オフィス:東京都港区)は、保有する特許データを基に知財・特許動向を分析し、世界で最も革新的な企業・機関を選出する「Top 100 グローバル・イノベーター 2017」を発表いたしました。

昨年2016年度のレポートにおいて、アジアは米国に次ぐグローバル・イノベーションの地域となりましたが、7回目となる今年度は、世界最大のイノベーションの先進地域としての地位を再獲得しています。アジアでは、トヨタ自動車、本田技研工業、小松製作所、サムスンなどの長年にわたり受賞している企業に加えて、今年度初受賞となる富士電機、日亜化学工業、鴻海が加わったことで、45社もの企業が受賞しており、その総数は2016年に比べて15%増加しています。その中でも、日本企業の伸びが著しく、昨年の34社から39社と増加し、受賞社数において世界最多国となりました。

世界シェア率第2位の北米では、アップル、ボーイング、マイクロソフトなど長年受賞している企業に加え、フェイスブック、モレックス、ウェスタンデジタルが本年度初受賞となり、合計36社が受賞しています。

また業種別傾向としては、ハードウェア・電子部品製造と化学工業・化粧品分野において著しい伸びが見られました。

ハードウェア・電子部品製造分野では、スマートデバイスとIoTの急激な発展により、受賞企業数が、昨年度の29社から34社となり、17%増加しました。今年の初受賞企業には、ウェスタンデジタル、鴻海などがあります。

化学工業・化粧品業界では、日東電工、信越化学工業、3M、アルケマ、ダウ・ケミカル、デュポン、などの長年の受賞企業に加え、旭硝子、三井化学、日亜化学工業、東レが受賞し、昨年度の9社から12社に増加しています。

また、本レポートの分析過程において、世界の技術革新をリードするトップ・イノベーターの知財戦略は、引き続き成功率、つまり“量より質”を重視していることが明らかになりました。過去5年間の世界の特許出願件数は 11.9%増であるのに対して、Top 100受賞企業においては2.4%増にとどまっています。一方、2017年の世界の特許登録数は対前年比3.4%増であるのに対して、Top 100受賞企業では対前年比5.9%増となっています。

クラリベイト・アナリティクス・ジャパン株式会社代表取締役の日野博文は次のように述べています。「世界は地政学的な変化と大きな経済的変化を経験しているため、不確実性を乗り切り、リーダー企業であり続けるにはイノベーションにフォーカスすることが重要です。これは競争優位性を生み出し、社会の改善と市民の福祉向上を可能にする持続可能な経済の創造につながります。」

「Top 100 グローバル・イノベーター 2017」の詳細レポートは下記ウェブサイトからダウンロードすることができます。

Top100innovators.com

 

【分析方法】

Top 100 グローバル・イノベーターは、4つの評価軸を基本としています。「特許数」、「成功率」、「グローバル性」、「引用における特許の影響力」(分析対象は過去5年間。「グローバル性」のみ過去3年間)です。これらの分析には、以下のクラリベイト・アナリティクスの各データベース、分析プラットフォームを使用しています。

世界最大の付加価値特許データベース Derwent World Patents Index(DWPI)
特許調査・分析プラットフォーム Derwent Innovation
主要特許発行機関の特許引用情報 Derwent Patents Citation Index(DPCI)