以下は、営業秘密の持ち出して、元技術部長が再逮捕された事件です。

 

出向先の子会社から親会社へ戻る際に、営業秘密に当たる金型図面のデータを私有のハードディスクに複製して持ち出した疑いを持たれています。

そのデータは中国籍の知人に渡され、国外へ流出した懸念があるとのことです。

 

事実関係が正しいとすると、図利加害目的で技術を海外に売る、典型的例と言えそうです。

 

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2325354008112017CN8000/

 切削工具大手、OSG(愛知県豊川市)の営業秘密が不正に持ち出されたとされる事件で、愛知県警は8日、同社子会社の製品データを不正に取得したとして、OSG元社員、花見和敏容疑者(62)=同市大堀町=を不正競争防止法違反(営業秘密の領得)の疑いで再逮捕した。

 

 県警によると、同容疑者は「データを保存したことは間違いないが、悪意はなかった」と供述しているという。

 

 再逮捕容疑はOSG子会社の超硬工具メーカー、日本ハードメタル(神奈川県愛川町)に出向していた2013年9月27日ごろ、不正な利益を得る目的で、同社のサーバーにアクセスし、営業秘密に当たる金型図面のデータを私有のハードディスクに複製して持ち出した疑い。

 

 県警によると、複製されたデータは、ねじ穴を加工する工具「タップ」の素材となる「丸棒」の金型図面。花見容疑者は当時、日本ハードメタルの技術部長で新製品の開発や製品の品質改善を担当しており、サーバーへのアクセス権限があった。同社には13年9月までの約15年間、在籍していたという。

 

 花見容疑者はOSGの社員だった今年1~2月、同社の営業秘密に当たるタップの設計データを不正に持ち出したとして10月19日、不正競争防止法違反容疑で県警に逮捕された。名古屋地検は8日、同容疑について処分保留とした。

 

 捜査関係者によると、花見容疑者は複製したとされるデータについて、元OSG社員の中国籍の知人に渡したという趣旨を供述。知人は帰国後、中国にある競合他社で働いており、県警はOSGの営業秘密が海外に流出した可能性があるとみている。

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