GoogleがHTCのPixel部門を買収

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GoogleがHTCのPixel部門買収を決めたそうです。

Googleは2014年に、Motorola Mobilityを中国のRenovoへ売却しましたが、再び機器事業の強化を進めるとのことです。

 

知財戦略の仕事をされている方などは、Googleは知財を買うためにMotorolaを買収したと説明していました。GoogleはMicrosoft、Samsung、Apple等に比べて歴史が浅く、対抗する特許が必要だったのは確かです。

 

しかし、以下の東洋経済記事を見てもわかる通り、Googleが最初から知財目的でMotrolaを買収したとは思えません。実際には、知財もハードウェアも必要だったからMotorolaを買収したのでしょう。重要な決断は物事を総合考慮して判断します。何かの一面のみで判断することなどあり得ません。

http://toyokeizai.net/articles/-/30412

グーグルのラリー・ペイジCEOは「モバイル市場は過当競争であり、モバイル関連のデバイス製造には、全て揃っていることが肝心 」と、19カ月間という短い期間でモトローラを手放した胸の内を説明している。今回のグーグルの決断に対し、シリコンバレーのアナリストたちは肯定的だ。

 

以前、ブログにも書きましたが、知財業界に移ってみて、物事を大げさに語る方が多いと感じていました。GoogleのM&Aについても同様に感じます。

大きな声で間違ったことを言う方が散見されるのは、視野の狭さ故でしょうか。

 

https://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ21H8H_R20C17A9000000/

【ロサンゼルス=小川義也、台北=伊原健作】米グーグルは21日、台湾の宏達国際電子(HTC)のスマートフォン(スマホ)事業の一部を11億ドル(約1230億円)で買収すると発表した。買収によりソフトとハードの一体開発を強化し、同様の「垂直統合モデル」を強みとする米アップルに対抗する。

 

グーグルは16年に発売した自社ブランドのスマホ「ピクセル」の開発や受託生産に関わった人材などをHTCから獲得する(16年10月、サンフランシスコで開いた発表会)

 

HTCのスマホ事業部門に在籍する技術者約4000人のうち、半数がグーグルに移籍するほか、HTCが保有するスマホ関連の特許など知的財産をグーグルにライセンスする。移籍する技術者はグーグルが昨年、自社ブランドで発売したスマホ「ピクセル」の開発や受託生産に関わった人材という。

 

買収手続きは来年初めに完了する予定。HTCは自社ブランドのスマホ事業を継続するものの、大幅に縮小することになる。グーグルから受け取る11億ドルはVR(仮想現実)やAR(拡張現実)端末など新規事業の強化に振り向ける。

 

http://www.sankei.com/world/news/170921/wor1709210038-n1.html

グーグルは2012年に買収した米携帯電話機会社モトローラ・モビリティを、14年に中国のパソコン大手聯想(レノボ)グループに売却したが、再び機器事業の強化を進めている。(共同)

 

http://ascii.jp/elem/000/001/552/1552828/

 なお、この買収後もHTCは自社のスマートフォンとVRヘッドセットのVIVEの事業についてビジネスと開発を継続する。

 グーグルとHTCの関係は深く、2008年9月にリリースされたAndroid 1号機「HTC Dream」に始まり、Nexusシリーズの初号機「Nexus One」、そしてMade by Googleシリーズの「Pixel」などを共同開発してきた。

 

http://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1081927.html

 米グーグルは、今後数年間にわたり、革新的な製品開発を進めるための契約を締結したと発表した。HTCでは、今回の契約により、11億ドル(1236億円)を受け取る。取引は2018年初頭までに完了する。

 今回の契約により、約1年前に登場したスマートフォン「Pixel」の開発に携わったHTCのスタッフが、グーグルのハードウェア部門に参加する。またHTCの持つ知的財産に関して、非独占的ライセンスも含まれる。

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