Intelが、x86のエミュレーションは特許侵害とARM版Windows 10を牽制したニュースがありました。

 

ARMと言えば、昨年ソフトバンクが買収した会社ですが、当時はソフトバンクの英断と称賛する声がほとんどでした。

 

以下のニュースはWindows10の話で、スマホやIoTの話ではありませんが、こういったMPU関係には多くの特許が関係しており、権利関係が簡単ではありません。特に、Intelは権利の行使に積極的(強硬)な会社です。

 

記事にもあるように、過去にAMD、Cyrix、Transmeta等、Intel互換のMPUを作っている会社が何社かありましたが、AMD以外は製造を止めています。

 

弁理士試験では、他社特許権を侵害する可能性がある場合に、取り得る措置として、特許の無効化、先使用権の主張、ライセンス交渉、設計変更などと解答しますが、そんなに簡単な話ではありません。

 

M&Aで会社ごと買う、アライアンスを組むというのは、ライセンス交渉よりも更にハードルが高いです。

 

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1706/11/news014.html

 米Intelは6月8日(現地時間)、x86誕生39周年に寄せる公式ブログ投稿で、「Intelの許可なくx86 ISAをエミュレートしようとしている複数の企業があると報じられている。(中略)われわれは非合法な特許侵害を歓迎しない」と主張した。

 直接的ではないが、これは明らかに「Snapdragon 835」搭載Windows 10ノートへの警告だ。


 Intelはこのブログで、「Intelはx86のイノベーションを注意深く守っており、多くの会社にライセンスを提供してはいない」と語り、過去のAMDやCyrixなどとの特許侵害をめぐる法廷闘争について触れた。

 

 Qualcommを提訴すれば、Intelは重要なパートナーであるMicrosoftやPCメーカーを敵に回すことになる。「Snapdragon 835 Mobile PC Platform」がIntelの特許を侵害しているかどうかは不明だ。

 

 Intelは「x86 ISAをエミュレートしようとする新たな企てが(かつてIntelとの法廷闘争の末に業界から去ったTransmetaと)違う運命をたどるかどうかは、時が経てば分かることだ」としている。