経済産業省・特許庁より、日米欧中韓における「悪意の商標出願」の事例集が公表されました。

 

悪意の商標というのは、いわゆる冒認商標のことで、他人の(有名な)商標を真似して、先取り的に出願することです。

 

以下の事例では、プーマを真似たクーマ、ROLEXを真似たPOLEXなどが紹介されています。

 

日本の商標法には、「商標登録出願により生じた権利」はありますが、「商標登録を受ける権利」というものはありません。元弁理士の上田氏が言うように、特許と同じ意味での冒認出願というのは、ありません。

 

そのため、冒認商標ではなく、悪意の商標という言い方をしているのではと思います。

ただ、一般的には冒認商標のほうが、通りは良いと思います。

 

http://www.meti.go.jp/press/2017/05/20170522001/20170522001.html

1.趣旨

近年、有名なブランドなどの商標が無関係な第三者により無断で商標出願・登録される、いわゆる「悪意の商標出願」の問題が世界各国で発生しています。TM5では、日本国特許庁がリードする「悪意の商標出願プロジェクト」において、TM5各庁の制度・運用に関する情報交換を行うとともに、ユーザーに対して情報発信を行い、「悪意の商標出願」への対策に協力して取り組んできました。

この度、TM5は、「悪意の商標出願プロジェクト」の一環として、日本国特許庁主導の下、各庁に出願された事例を掲載した「悪意の商標出願事例集」を作成しました。

本事例集を広くユーザーに提供するため、日本国特許庁は、5月20日から24日にかけてスペイン・バルセロナで開催されたINTA年次総会において、INTAとジョイント・ワークショップを共催し、本事例集を公表しました。また、TM5ウェブサイトに本事例集を掲載します。

 

2.「悪意の商標出願事例集」の概要

事例集は、裁判や審判等で争われた「悪意の商標出願」の事例(各庁10件ずつ、合計50件)の概要、判決・審決等の要約のほか、各庁の制度・運用の比較表から構成されています。

本事例集を通じて、悪意の商標出願に関するユーザーの皆様の理解が深まり、今後の商標戦略の策定の一助となることを期待します。

TM5各庁の事例