京大の入学式で総長が引用した式辞について、JASRACが著作権の利用料を請求したのではと、先週末話題になりました。

 

しかし、真相はJASRACから京大へ利用状況の問い合わせがあったのみで、費用の請求はしていないとのことです。

このような間違った噂が立つこと自体、JASRACは信用されていないのでしょう。

 

なお、式辞に引用された歌詞は、式辞全体の10分の1以下の分量でしたが、歌詞単体で見ると、歌詞全体の3分の1以上が引用されているということです。

 

それにしても、JASRACはNHKの集金よろしく、こまめに各所を回っていますね。

個人経営の床屋さんが、購入したCDをお店でかければ、JASRACへ利用料の支払いが発生するということは理解できます。

 

しかし、そのようなお店が、お客さんを喜ばすため、顧客サービスとして3000円程度のCDを買って流した場合まで、利用料が必要なのでしょうか。床屋さんが音楽を流せば顧客が増え、止めれば顧客が減るかというと、違うように思います。

 

JASRACの利用料はわずかかもしれませんが、そのような場合にまで料金徴収というのは、保護と利用のバランスを欠いているようにも感じます。

 

著作権法を世界標準に近い形に変えること、権利の制限規定を増やすこと、裁定など利用しやすい制度へ変えることなど、抜本改正が必要と思います。

 

http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1705/19/news079.html

 「京都大学入学式の式辞で米歌手ボブ・ディランさんの歌詞一節が引用されたことに対し、日本音楽著作権協会(JASRAC)が利用料を請求している」――5月19日付けの京都新聞の報道が波紋を呼んでいます。

 

 京大の山極壽一総長は入学式でボブ・ディランさんの歌詞を引用。式辞全文が同大学公式Webサイトに掲載中です。京都新聞は記事内でJASRACの主張について、「一般論として、ウェブ上にある音楽著作物には利用手続きが必要となる」「商用目的でなくても、歌詞を印刷できる仕様でウェブ上に掲載すると、1回の閲覧につき数十円が必要になる場合がある」として紹介。京大広報課が請求された事実を認めたと報じています。

 

 一方で、ねとらぼの取材に対しJASRACの広報担当者は「京大とは話し合いの入り口段階で、『請求をした』という事実はない」と説明。さらに、京都新聞から受けた取材について「『JASRACが請求している』という結論ありきの質問内容だった」と不信感をあらわにしました。また、京大広報課に問い合わせたところ「JASRAC関係者から連絡があったのは事実。予備知識がなかったため、その場では対応できなかった。今後は資料などを見て対応を検討したい」とコメントしました。