昨日から、かなり話題になっていますが、音楽教室を運営するヤマハが、JASRACに対して、演奏権に関する債務不存在確認訴訟を提起するとのことです。

 

著作権法第22条には、「著作者は、その著作物を、公衆に直接見せ又は聞かせることを目的として(以下「公に」という。)上演し、又は演奏する権利を専有する。」と書かれています。

 

音楽教室は聞かせることを目的とはしていないため、演奏には該当しないという主張も、一理あります。

 

しかし、生徒が演奏する前に先生が生徒へ曲を聴かせことは、「聞かせることを目的」としているという見方もできます。

 

ヤマハ側に勝算はあるのでしょうか。

 

https://mainichi.jp/articles/20170516/k00/00e/040/209000c

 日本音楽著作権協会(JASRAC)が、ピアノなどの音楽教室での演奏について、著作権料を徴収する方針を決めたことに対し、最大手のヤマハ音楽振興会は、支払い義務がないことの確認を求める訴訟を東京地裁に起こす方針を固めた。

 

 JASRACは来年1月から、演奏権に伴う著作権料を年間受講料収入の2.5%とする案を提示し、7月にも文化庁に徴収の規定を提出する予定。一方、音楽教室側は2月、JASRACの動きに反発し「音楽教育を守る会」を結成、「教育目的であり、演奏権の範囲は及ばない」と主張している。

 

 今月30日の総会で、ヤマハは他の音楽教室に訴訟の原告団に加わるよう呼び掛ける。複数社が参加を検討しており、JASRACの動きがあり次第、提訴の準備を進めるという。

 

 提訴の方針について、ヤマハは「著作権料の利率の条件闘争でなく、あくまで支払う必要がないことを明確にするため」としている。【最上聡】