INPITさんのホームページに、営業秘密110番アドバイザーのコラム 第三回が掲載されています。

 

今回は、営業時、展示会で、工場見学等で、知財である営業秘密を知らず知らずに漏らしてしまっているという話です。

 

そして、「営業秘密管理体制の構築」が必要と説いています。

 

当たり前のことを当たり前にやるのは、意外と難しいものです。

工場の設備を見学者へ見せないとか、秘密保持契約を結ぶ前に詳細を話さないというのも、言われてみれば当たり前ですが、徹底するのは難しいのでしょう。

 

http://www.inpit.go.jp/katsuyo/tradesecret/column.html#anchor3

そういった場面で、自社の売り込みや、技術アピールに熱心なあまり、前のめりになって「必要以上に」説明してしまう傾向があります。
しかも、従業員それぞれが、その場の自己判断で「秘密保持契約を交わさず」に、だいじな企業情報を開示してしまうようなことが起こりがちです。秘密情報は一度流出してしまうと、取り戻すことは、まず不可能です。

 

最近、自社ホームページ上で動画を用いて技術力をアピールしようとされている企業様が多いように思います。その動画を拝見すると、ほとんどの場合「出し過ぎ」の傾向があります。中には、背景にノウハウの塊である虎の子の内製化装置や冶工具が写っているような 「頭隠して尻隠さず」 のケースもありました。
 
企業人として「会社を思う気持ち」は、とても尊いものです。愛社精神が日本の産業を支えてきたことも事実です。
しかし、上に挙げたさまざまな例は、「情報という無形資産に関して脇が甘い」という日本人の特質もさることながら、「目先のことばかりを意識するあまり、(営業・技術情報が流出している意識をまったく持たずに、長い目でみると)会社に重大な損害を与えているという認識の欠如」から起きるものです。
 
どの会社にも、そして新入社員から社長・会長に至るどの階層の従業員にも内在するこれらの悪弊を払拭するためにも、「営業秘密管理体制の構築」が必要なのです。