マリカーは著名ではない

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色々と問題を起こしている「マリカー」ですが、専門家の様々な意見が交錯しています。

 

・マリカーの衣装は、任天堂の著作物に依拠し似ているから著作権侵害。

・青と赤のコスチュームはありふれているから著作権侵害ではない。

・マリオカートの周知著名性にフリーライドするのは、不正競争行為。

・マリカー社がライセンス料を払って、事業を継続できるかが焦点。

・マリカーが事故を起こせば任天堂のブランドイメージに傷が付くので、ライセンスを認める訳には行かなかった。

 

何が侵害行為等になるのか、実際のところ良くわかりませんが、マリカーの商標が登録されていることから、少なくとも任天堂の標章「マリカー」は著名ではないと考えられます。

 

自分もマリオカートは知っていますが、ゲームはやりませんので、その略称が「マリカー」とは知りませんでした。

 

マリカーの商標登録に対しては、以下の通り任天堂から登録異議の申立てがされていますが、今年の2/10に登録維持決定となっています。

審決速報によれば、異議理由は4条1項15号と19号でした。

 

特許庁の決定では、「マリカー」の文字が単独で使用され、申立人(任天堂)商品を表すものとして広く知られていることを認めるに足りる証拠もないことから、「マリカー」についての著名性の程度を推し量ることができない、と判断されています。

 

そうすると、標章「マリカー」が混同を生ずるとは言いがたいのではないでしょうか。マリカー社の行為のうち、不正競争行為ではないと判断されるものも出てきそうです。

 

出願記事
商標 2015-045116 出願種別(通常) 

登録記事
5860284(平28.6.24) 公報発行日(平28.7.26) 

審判記事
全部申立 2016-900309 (平28.9.26) 審判(判定含む) 異議終了 最終処分日(平29.2.3)

被請求人・代理人記事
被請求人 13- 東京都品川区 株式会社マリカー
代理人 代理人(国内) 弁理士 (100106002) 正林 真之<SHOBAYASHI Masayuki>
代理人 代理人(国内) 弁理士 (100104972) 東谷 幸浩

審判、異議申立人・代理人記事

異議番号(1)
申立人 26- 京都府京都市 法人 任天堂 株式会社
代理人 代理人(国内) 弁理士 (110001195) 特許業務法人深見特許事務所

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