日本将棋連盟の谷川浩司会長が会長を辞任すると、昨日発表がありました。三浦九段の将棋ソフト不正使用疑惑をめぐり、混乱を招いた責任を取ったとのことです。

 

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1701/18/news087.html

日本将棋連盟は1月18日、谷川浩司会長が会長職を辞任すると発表した。三浦弘行九段の将棋ソフト不正使用疑惑をめぐり、混乱を招いた責任を取る形だ。新しい会長が決まるまでは務める。

 

 

自分は将棋に関心はありませんが、なぜこの話を採り上げたかというと、現在弁理士会で、会員の処分前公表に関する会令改正の話が進んでいるためです。

 

弁理士の中にはごく一部ですが、顧客の審査請求手数料など預かり金を、自己の借金返済等へ流用してしまう人もいます。

そのような行為を繰り返す悪質な人を、弁理士会の処分が確定する前に公表する制度が検討されています。

 

そういった制度自体は必要でしょう。しかし、今回の三浦九段のように、公表後不正がなかった場合に、どのように責任を取れば良いのでしょうか。弁理士会会長は、当然、任期途中で辞任でしょうか?

 

弁理士の処分前公表制度を導入するのは良いのですが、慎重な運用と、処分の必要がなかった場合に十分な名誉と損害の回復措置が望まれます。

 

三浦九段は、正月にヤマダ電機のイベントに呼ばれて挨拶したとのことですが、補償は難航しそうです。

 

http://mainichi.jp/articles/20170103/k00/00e/040/160000c

コンピューターソフトによる不正疑惑を指摘され、後に「証拠は認められない」とされた将棋の三浦弘行九段(42)=群馬県高崎市出身=が3日、同市内の将棋イベントに出演した。昨年10月に一連の騒動が持ち上がって以来、ファンの前に姿を見せるのは初めて。“サプライズ出演”に、集まった小中学生や保護者から大きな拍手がわいた。

 

連盟は不正疑惑が持ち上がったため、「混乱を避けたい」などとして出席をいったん取り消したが、ヤマダ電機が「名誉回復の機会に」と、昨年末に連盟や三浦九段側に掛け合い、急きょあいさつの場が設けられることになったという。