特許庁が、IoT関連技術に、分野横断の特許分類を設けるというニュースがありました。世界初とのことです。
 
具体的には、広域ファセットという分類です。記事にもあるように、ハイブリッド車の分類などが用意されています。
 
http://www.sankei.com/economy/news/161113/ecn1611130009-n1.html?google_editors_picks=true
特許庁は、あらゆる機器をネットワークにつなぐモノのインターネット(IoT)関連の特許情報を横断的に収集・分析できるようにするため、世界に先駆けてIoTの特許分類の記号を14日に新設する。既に権利化された技術を出願者が調べる際の時間やコストを短縮し、国内の研究開発を促進する狙い。
 
 ただ、IoTの対象はあらゆる工業分野にまたがる。例えば複数のロボットをネットでつなげて情報を集め、最適な動きを自己学習して表現できるシステムを発明しても、ロボット以外の分野で同じようなシステムが使われていれば特許が取れないこともある。
 
 そこで、特許庁はIoT関連技術に分野横断の分類記号「ZIT」を付け、一度の検索でIoT関連なら全て閲覧できるようにする。
 政府はIoTなどの「第4次産業革命」を成長戦略の目玉に位置づけており、研究開発に取り組む企業の利便性を高めることで、国内企業の競争力を高めたい考え。過去にも超電導やハイブリッド車(HV)など、時代ごとに注力する技術の特許分類を設けている。
 
 
広域ファセットの内容は以下の通りです。
実際のところ、検索でファセットを使う機会は多くありませんが、役立つものになるのでしょうか。
 
これから発行されるIoT関連公報にファセット「ZIT」を付与するのは良いとして、過去に発行されたものに遡及付与するのは、結構手間のように感じます。
 
広域ファセット説明
・ZAA超伝導に関するもの[適用範囲 全範囲]
・ZAB環境保全関連技術に関するもの[適用範囲 全範囲]
・ZBP・生分解性ポリマー[適用範囲 全範囲]
・ZCCコンビナトリケミストリー関連技術[適用範囲 全範囲]
・ZDM特許査定された出願が、人間の身体の各器官の構造・機能を計測するなどして人体から各種の資料を収集するための方法※に該当する請求項に係る発明を含むもの(※特許・実用新案審査基準第II部第1章2.1.1.2(3)に記載の方法)[適用範囲 全範囲]
・ZEC電子商取引関連技術に関するもの[適用範囲 全範囲]
・ZHVハイブリット自動車〔エンジンと走行駆動源としての電気モータとの双方を備える自動車〕[適用範囲 全範囲]
・ZMD特許査定された出願が、用法又は用量の点で新規性が認められる医薬発明※に該当する請求項に係る発明を含むもの(※特許・実用新案審査基準第VII部第3章2.2.2(3−2−2)に記載の「特定の用法又は用量で特定の疾病に適用するという医薬用途において相違する」として新規性が認められる医薬発明)[適用範囲 全範囲]
・ZNA核酸/アミノ酸配列に関するもの[適用範囲 全範囲]
・ZNMナノテクノロジー応用技術[適用範囲 全範囲]
・ZTD生体分子の立体構造[適用範囲 A01N,A61K,C07B,C07C,C07D,C07F,C07H,C07J,C07K,C08B,C12N,G01N,G06F]
・ZYW車両のヨー方向運動制御〔ヨーレート、スリップ角、ステア特性等〕[適用範囲 B60G,B60K,B60L,B60T,B62D,F02D,F16D,F16H]
・ZYY・手段が特定されない又は複数の手段で実地可能な車両の挙動制御[適用範囲 B60G,B60K,B60L,B60T,B62D,F02D,F16D,F16H]